暁 〜小説投稿サイト〜
ドウテイ
マキ再び
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

私さ、恭二がやりたいんならぜんぜん平気。
でも、ももちゃんと別れるなんて絶対にだめ。
ほんとにイイ子なんだよ。
あんな子いないって。
一回離したら一生後悔するって。
さっさとお見合いでもして直ぐ結婚しちゃうって。
それにさ、人前で自分の彼女いじめるのってダメしょ?

おっパブ行きたいとか?

そうそう。

恭二が彼女いるのは知ってたけど、飲みにつれてきたわけよ、
「こいつ、もも」
みたいな感じで‥。

みんなびっくりよ。
たぶんギャルっぽいコだと思うじゃない?
恭二だし。
なんていうかな、自然なのよ、みんな「ももちゃん」「ももちゃん」
みたいな感じで超仲良しなるし。
恭二にもったいないって。

彼女は黙った。

君のせいじゃないって。マキ‥
恭二と三人で話しようよ、これから。

え?
今日?

放置良くないよ。
ちゃんと話して、言いたいこと言って、元に戻らなくてもそうしなきゃ。

俺は恭二に電話をしたが出なかったので、今日三人で会おうとメールした。
しばらくして電話がかかってきた。

今日はバイト早番のロングなんで19時までムリだな。
色々と質問されたが会ってからという感じで逃げた。
恭二は前にバイトしていた新宿の居酒屋を指定した。


マキがこのままで行けない。
シャワー浴びたいし着替えたい。
化粧も直したい。
でも家には帰りたくない。

俺はため息をついた。
じゃあ俺んち行く?
取り合えず冷え切ったパンケーキと水っぽいコーラを平らげ、店を出る。
バスに乗り、来た道を戻る。

マキと二人がけの席。
マキ寝てないよね?
さっき言い忘れたけど、俺たち付き合おうね。

誰にも見られていないのを確認してキスした。

百均でクレンジングとか化粧品とか下着とかそんなものを買った。
服も見たいといったのでスーパーの衣料コーナーを覗いたがマキの気に入るものはなく、
赤いTシャツを1枚買った。

何かずいぶん前って感じだよね。
懐かしいこのイス。
マキはAVチェアに座って俺を見上げた。
この前の映画半分だよね。
今度又見直そうね。

でも途中で止めないでよね…。

マキがシャワーを浴びたいと言ったので干してあったバスタオルを取り込んだ。
バリバリに乾燥していた。
しばらくして、カズ君バスタオルもう一枚!
マキが頭にバスタオル巻いて顔だけドアからこっちを向いて呼んだ。

おいおい女って2枚もバスタオル使うのかよ。
洗ってるやつとかあったっけ?
唯一大きめのスポーツタオルがあったので渡す。
ダメだよこんな小さいのじゃ見えちゃうよ!

逆にしろよ。

マキは頭にスポーツタオルを巻いて、からだにバスタオルを巻いて
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ