暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第15話 ラフコフ討伐戦
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
す。
「すまん。カゲヤ」
「気にするな。それより1人か?」
「あぁ。さっきまで一緒だったけど混戦でバラバラになったんだ」
「アスナなら真横で戦ってる。サキ達は知らないか?」
「サキ達ならkobの奴と奥の方に行ったぞ。なんか幹部が奥にいるとか言ってたけど…」
「!?何故止めなかった!」
カゲヤはキリトに向かって叫ぶ。
キリトは少し驚きながら返す。
「止めようにもすぐに奥の方へ行ったから…」
「まずいな……キリト、お前はアスナと一緒にここを制圧しといてくれ。俺は奥の方へ行く。それとアスナにも伝えといてくれ。気をつけておけ、と」
カゲヤの言葉にキリトは疑問に思いながら言う。
「気をつける?何にだ?」
「裏切り者がいるかもしれない」
「!?」
カゲヤの言葉にキリトは驚く。
「あくまでいるかもしれないという予測にすぎない。だが、一応注意しといてくれ」
「わかった」
そう言うとキリトはアスナの所へ、カゲヤは奥の方へ向かった。
真っ暗な道をカゲヤはただひたすら走る。
後ろからの光しかなく進むたびに暗くなる。
それにつられるようにカゲヤの中で不安が募っていく。
だが、カゲヤはそれを振り払い加速してスピードを上げる。
十数秒進んだ先にようやく光が見えた。
カゲヤはより一層スピードを上げ、加速する。
カゲヤは通路を出ると光の眩しさに目を細める。
通路の先には広場の半分ぐらいの小さい広場のような場所に出た。
そして、小さい広場の中央には数名のプレイヤーがいた。
「随分遅かったね〜、カゲヤ君。時間切れだ」
その中の1人がカゲヤに向かって言う。
カゲヤはそのプレイヤーを知っていた。
「エヴァンス、それはどういう意味だ?それに何故お前がラフコフの奴らと一緒にいる?」
エヴァンスはkobに入っており、実力もあった。
それにサキやセレッソ、アスナと仲が良かった。
勿論カゲヤとも。
カゲヤはエヴァンスを睨みながら言う。
「それは勿論私がラフコフのメンバーだからだよ。そして時間切れはそのままの意味だ」
その言葉と共に周りにいたラフコフ達が退く。
それによって、ラフコフ達に囲まれて隠されていたものが露わになった。
「!!!」
サキとセレッソが麻痺状態で倒れていたのだ。
ただ倒れているだけならよかった。
だが、サキのHPは半分をきっておりセレッソに至ってはHPが1割も残っていなかった。
「カゲヤ君も早く来れば見られたのにね〜。面白かったよー、サキちゃんとセレッソさんの裏切られた時の顔…」
そこまで言うとエヴァンスは我慢の限界といった様子で笑った。
盛大に声を上げて嗤った。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ