マブラヴ
1082話
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M.から独立してからの運営資金を異世界間貿易でどうにかしている近右衛門辺りからクレームが来るのは間違いない。
「さて、取りあえずどの艦がG弾を積んでるかどうか分からないし、そもそも積んでいるのかすら不明だ。幾ら可能性が高くても、あくまでも予想でしかないのを考えると、確実とは言えない。相手をなるべく殺さないようにしながら、その上で相手の武器を潰していき、G弾も使わせない。それをやるにはパイロットの技量と機体の性能の両方が高くなければいけないが……この場にいる面子なら、その程度は余裕で出来ると信じている」
『ははは。ま、確かにシャドウミラーの一員としては、この程度の事を出来ないとは言えないな』
ムウが笑みと共に頷き、それに同意するようにスレイとイザークも頷く。
当然こうしている間にも海上の艦隊からは無数の砲弾や弾丸が放たれているのだが、その全てはバリアによって防がれている。
攻撃の効果がないと知りながらも延々と撃ち続けているのは、現実逃避をしているのか、あるいは単純にこのまま攻撃を続けていればいずれバリアを敗れると思っているのか。
……何だかBETAと似ているよな。BETAも光線級、重光線級は効果がないと分かりきっているにも関わらず、レーザーを撃たないという事がないし。
まぁ、効果がなくても牽制とかの意味はあるから、それを考えれば完全に無駄でもないか。
そして実際、海上の艦隊からは戦術機が発射してきている。
……基本的に空を主戦場としている俺達とは違って、地上での戦いがメインの戦術機が空に上がってきても何が出来る?
「よし、行くぞ。奴等に再びシャドウミラーという存在を刻みつけてやれ」
ただし、なるべく殺さずにな。
そう告げ、ニーズヘッグを戦術機へと向けるのだった。
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