マブラヴ
1082話
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フレイヤによって消滅してしまえば、色々な意味でダメージがでかいだろう。
『では、な。アクセル。こちらは任せておけ。……シャドウミラー実働班、行くぞ! 私に続け!』
コーネリアのラピエサージュがそう告げてアメリカ軍のいる方へと向かって飛んでいくと、その場にいた地上担当の部隊がそれぞれ後に続く。
『アクセル、言うまでもないけど気をつけてね。また後で会いましょう』
レモンのヴァイスセイヴァーもまたそう告げ、去って行く。
そしてこの場に残ったのは、俺、スレイ、ムウ、イザークの4人とメギロート、シャドウの量産機軍団。
「さて、コーネリア達が出撃した以上、次は俺達の番だ。全機、準備はいいな?」
そう告げると、皆が映像モニタ越しに自信に満ちた笑みを浮かべる。
まぁ、当然か。この3人は今まで幾度となく厳しい戦いを勝ち抜いてきたのだ。
それこそシャドウミラーが今まで戦ってきた相手を考えれば、G弾という多少危ない武器を持っている可能性があろうが、その程度の事でしかない。
「システムXN、起動。転移座標確認。転移フィールド生成開始」
既に慣れた作業。その作業が進み、この場に残った者全員を光の繭のような転移フィールドが包み込んでいく。
そうして全員が光の繭に包み込まれたところで……
「転移」
その言葉と共に転移が完了し、次の瞬間には俺達の姿は海上にあった。
海上から約200m程度上空といったところか。
眼下には軍艦が5隻存在しているのが見える。
『アクセル、攻撃を仕掛ける前に一応降伏勧告を送ってみたらどうだ?』
「……無駄だろ。実際、こっちに向かって砲口が向き始めているし」
スレイの言葉に答えつつ見るニーズヘッグの映像モニタには、海の上を進む軍艦が俺達の方に向かって砲口を向けているのが見える。
馬鹿が。この世界の砲弾程度でシャドウミラーの機体をどうにか出来ると思っているのか? ……ああ、いや。メギロートはバリアの類がないから、何だかんだで砲弾の集中攻撃を受ければ撃破されるかもしれないな。
けど、メギロート以外の機体は基本的にバリアを装備している。それをどうする気なんだ? まさか、ここでG弾を使うって訳でもないだろうし。
ま、降伏勧告はしないけど、俺達がどこからの依頼で動いているのかってのは伝える必要があるか。
万が一、実はこの艦隊の艦長達は騙されているだけで、これが大統領からの命令であると思い込んでいる可能性も……ないか。
それでも、形式というのは大事だろう。
「念の為に向こうに対して通信を入れる。一応スレイの言う事を試してみる価値はあるだろうし」
『無駄だとか言ってなかったか?』
からかうようなムウの言葉は無視し、オープンチャンネルで眼
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