原作開始
クラス代表決定戦
専用機
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すよ。ブレイドエクシアの本領発揮はまだなのに、こんな段階であんなに驚いてたらこの後持ちませんよ? なあ、束姉さん」
『もっちろんだよ、かーくん!』
何処からともなく声が聞こえてきた。彼方はポケットに入れていた、例のディスプレイ対話装置を取り出す。
「久しぶりだな、束」
『お、ちーちゃん! おっひさ〜!』
「姉さん!」
『箒ちゃん、元気してた?』
「勿論です、姉さんの方は大丈夫ですか?」
『うん、元気だよ〜? ご飯は美味しいし、ここはいい場所だよ! 』
「そういえば、妙に開けた場所が背景として映ってるけど、今は何処にいるんだ? 見たところ、ラボじゃなさそうだし」
『ん? ジオール』
…………………………………………
「「「は?」」」
『あ、やっほー彼方。元気してる?』
「ちょっ!? 何やってんですか社長!」
「「「社長!?」」」
ディスプレイに束とは別の人物が映る。そしてその人物を見た彼方の一言によって、束の発言によって既にジャブを喰らっていた管制室に、更なる衝撃が走る。
その衝撃はそれまでひたすら耐え続けていた真耶の牙城すら打ち崩してしまう程のモノだった。
そこに映っていたのはスーツを着た赤い髪の女性だった。いや、女性と呼ぶには少々若い。恐らくは高校生といった辺りだろう。
彼女の名前は指南翔子。本来は漢字ではなくカタカナでショーコだ。彼女は革命機ヴァルヴレイヴの登場人物でありメインヒロインの1人。主人公である時縞ハルトが神憑き、ひいてはマギウスとなるきっかけとなった張本人だ。時縞ハルトは、彼女が死んだと思い込みその復讐のためにヴァルヴレイヴに乗り込んだのだから。
勿論千冬たちが彼女の本当の素性を知っている訳ではない。何故箒はともかくIS学園の教師である千冬や真耶までもが驚いているのか。
「あの正体、性別共に不明なことで有名なジオールの社長がまさかこんな少女だったとは……」
「私もてっきり、もっと高齢な方だと思ってました。それにしても、先輩も知らなかったんですか? 質問したら全部答えてくれるから、何でも知ってると思ってたんですけど」
「真耶、お前は私を何だと思っているんだ。何でもは知らんさ、知っていることだけだ」
あまりの衝撃に呼び方が学生時代のそれになっているのにも気がついていない2人が言ってるように、今までジオールの社長というのは年齢どころか、性別までもが伏せられていたのだ。そこまで完全に隠されていれば、いらぬ推測をするのがいついかなる時もネット民の仕事であり、様々な憶測が飛び交っていた。
曰く、『何処ぞの三元帥のように脳
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