原作開始
クラス代表決定戦
専用機
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するゲリラの銃声、戦場の至る所にあるスピーカーから聞こえるラジオの、戦うことを促す男性の声、そして戦場になっている場所に住んでいたであろう人々の断末魔を聞き流しながら必死の抵抗をする少年がいた。
彼は抵抗しながら一つの言葉を何度も何度も呟いていた。
『この世界に神なんていない』
突然、機械兵器が破壊され爆発した。驚いた少年は周りを見渡し、そして見た。戦場を見下ろすかのように空中に浮かぶ、光り輝く機体を。その姿はまるで……
場面が切り替わる。
何処かの軍の施設のようだ。どうやら外にある緑の機体の性能披露のために集まっているみたいだ。そこに乱入してくる機体があった。
そこにあった緑の機体とは違い、限りなく人像に近く、カラーリングは青と白をベースとしていて、その姿は細部は違っているが正に俺の機体『ブレイドエクシア』だった。
その機体を双眼鏡で観察していた1人が機体の額部分に当たる場所を見ながら呟いた。
『GUNDAM』
ガンダムか……ブレイドエクシアのブレイドは仮面ライダー剣からとったものだろうし、さっきの声はエクシアと呼んでいた。ならば、あの機体の名前は
「ガンダムエクシアか」
その名に応えるかのようにブレイドエクシアに力が宿っていく。
映像は、ガンダムエクシアが右手に装備されているGNソードを使い、圧倒的な性能差で緑の機体の両腕を斬り落とした所で終わった。聞こえていた声に俺は問いかける。
「なあ、あんた。名前は?」
『俺か? 俺の名は────』
「……そっか」
ピットの準備は既に完了している。センサーでもセシリアが俺のことを待っているのが映っている。覚悟は……彼のおかげで定まった。
「ブレイドエクシア……いや、ブレイドの要素はまだ無いしこの状態では違うか」
代わりにさっき知ることの出来た相棒の本当の名前を呼ぶ。
「ガンダムエクシア、織斑一夏」
さあ、俺達の戦いを始めよう!
「『目標を駆逐する!』」
『俺の名は、刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスター……いや、ガンダムエクシアのパイロットだ』
第三者Side
一夏がピットから飛び出すのと共に歓声が上がるが、それはすぐに困惑へと変わっていった。
「おーおー、混乱してる混乱してる」
その様子を出撃ピットの横の管制室のような部屋から見ていた彼方は楽しそうに呟く。
「楽しそうだな、駕狩」
「そりゃ、全身装甲で驚いてたら楽しくもなりま
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