暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始
クラス代表決定戦
専用機
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ザムシステム』。

「機体に蓄積した高濃度圧縮粒子を全面開放し、一定時間機体スペックを三倍相当にまで上昇させることが出来る」

 これがOOの機体が歴代ガンダムシリーズの中でも高水準にある所以だ。勿論ノーリスクで発動出来る訳もなく、トランザム終了後には機体性能が極端に低下してしまうのだが。トランザムをISで再現出来るとするならば、『単一仕様能力(ワンオフアビリティー)』になるだろう。ん? じゃあキングフォームはどうなるんだ?
 お、『一次移行(ファーストシフト)』が終わったみたいだな。

「ほう、『全身装甲(フルスキン)』か」

 『一次移行(ファーストシフト)』が終わったブレイドエクシアは、ほとんどエクシアに近いものだった。ブレイドの要素は一体何処へ?

「おい、彼方。これまで装備にあるぞ」
「あ〜……そういうことか」

 一夏が『展開(オープン)』させたのはバックル、つまりブレイバックルだった。それがあったことによって、この機体がどうなっているのかがよく分かった。

「ブレイドの要素無くないか?」
「それは戦いの中で把握するんだな」
「マジかよ!?」
「うだうだ言っている暇はないぞ、織斑。もうすぐ試合開始だ。せめて自分の武器の把握だけでもしておけ」
「分かりました」



「よし、とりあえず大丈夫だと思う」
「一夏、行けるか?」
「ああ、大丈夫だよ。千冬姉」
「勝てよ、一夏」
「勿論だ、箒」

 2人にそれぞれ答えた後、一夏は俺を見た。

「ようやく、修行の成果が試せる」
「ああ、今のお前の四神流がどこまで通用するのか見せてもらうぞ」
「行ってくる」
「おう……おっと、忘れるところだった。一夏、もしどうしようもない状況に陥ったら、こう言え。『TRANS-AM(トランザム)』ってな。恐らくそれで、ブレイドエクシアはお前を助けてくれるはずだ」
「トランザムか……分かった」
「本当にどうしようもなくなった時だけだ。それ以外では絶対に口に出すなよ」

 了解。と言いながら一夏は出撃ピットへ向かっていった。


 一夏side

  初めてのISでの実戦……とは言っても実戦所か、まともに動かすのはこれが結局初めてだ。そんな俺がまだ出会ったばかりのこの機体(相棒)を乗りこなせるだろうか。
  ……不意に、声が聞こえた。

『お前がエクシアを受継ぐのなら……勝て。常に勝つ自分を想像しろ。だが、負けることを恐れるな。負けても……例え負けたとしても、お前の信念を持ち続けろ。決して曲げるな、折れるな。そうすれば、エクシアは応えてくれる』

  頭の中に知らない光景が浮かぶ。

  戦火の消えることのない戦場。見たこともない機械兵器と対抗
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