放浪剣士
魔女を愛した男X
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だから、もらう権利はあるだろう?次期ベルモンドの継承祝いとしてもな」
私は今にもアルバを斬り捨てたかった。
師を売った、師から奪ったこの男を。
「悪いが、この男を殺したのは私ということにさせてもらう。…困るだろう?この男と共謀して反逆者になっていたなどと告げ口されては?」
アルバにはまだ駒として私が必要だったのだろう。
熱望していたベルモンドの地位を手にいれ、まだ高みを望むというのだろうか。
好きにしろ、と私はその場を去る。
私は、まだ殺されるわけにはいかなかった。
ベルモンドとの約束。
彼の愛した魔女に彼の忌の言葉を伝えるまでは。
そして、アルバを確実に殺すまでは。
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