第23話 光竜と妖精の審判
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
ない様に子だって親を選べねぇんだ」
「貴様に涙を流すルーシィの何が分かる!!!」
「これから知っていくさ。ただで父親に引き渡すと思うか?金が無くなるまで飼い続けてやる。ハートフィリア家の財産全ては私の手に渡るのだ」
この期に及んでルーシィを家畜にしようとするジョゼに、二人は怨念を振り払おうと力を振るう
「おのれぇぇぇぇぇぇ!!!」
「このクソ親父がぁぁぁぁぁ!!!」
「力まん方がいい、余計に苦しむぞ」
ジョゼは更に怨念を出し、二人の生命力を吸い取り始めた
「うぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「さあ残酷ショーを始めようか!君達の姿を妖精の尻尾の連中にも見せてやろう。誇り高い妖精女王、ギルド最強の一角光竜、君らの無様な姿を見せれば残りの屑どもも降参するだろう」
「は・・・どこまで下劣な野郎なんだ・・・!!」
「そういう貴様らも下劣な見世物になるのですよ?フハハハハハハハ!!」
エルザとレオルドの意識がだんだんと遠のいていく中、ジョゼの高笑いが辺りに響く
(くそ・・・まだ使いたくなかったがアレを使うしか・・・!!)
レオルドがそう考えた直後
眩い光が注ぎ込まれ、二人を捕えていた怨念の塊が一瞬で消え去った
「こ、これは・・・?」
「この光・・・」
ジョゼが光の元を辿り、見上げると
治療中のはずのマカロフが、そこにいた
「いくつもの血が流れた、子供の血じゃ。できの悪ぃ親のせいで子は痛み、涙を流した。互いにな・・・もう十分じゃ、終わらせねばならん!」
「マスター・・・!」
「ったく、遅いっての爺さん」
エルザとレオルドは、マカロフの登場に喜びを露わにする
ジョゼとマカロフは睨みあい、魔力を高めていく
「天変地異を望むと言うのか」
「それが家族の為ならば」
二人が対峙しただけで周囲の大気が震えていた。
その魔力に当てられ気を失っていたグレイ達が目を覚ます
「何だ、この暖かいようななつかしいような魔力は・・・」
「全員この場を離れよ」
マカロフの声にグレイ達は声を荒げた
「マスター!?」
「何でここに!?」
「言われた通りにするんだ」
エルザとレオルドはグレイ達の元まで走る
「ミラ、大丈夫か?」
「レ、レオルド・・・!?」
「戻ってきてたのか!?」
「積もる話は後だ、今はここから脱出する」
「私達がいたのではマスターの邪魔になる。全てをマスターに任せよう」
マカロフを放っておくことができなかったが、自分達では足手まといになる。
そう思いながらエルザ達はその場から離れていった
「・・・こうして直接会
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ