帰り
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不二 「・・・・」
貴 「・・・・・」
鳴海と不二は下校していた。
貴 「もう矢駄っ・・・」
不 「!?」
鳴海は立ち止まった。
貴 「来て…」
グィッ
不 「わっ!」
鳴海は不二の腕を引っ張って家へ走った。
ガチャ
不 「ちょ、鳴海!」
不二が呼んでも鳴海は返事をしなかった。
バタンッ
貴 「不二・・・」
ドサッ
鳴海は不二をベッドに押し倒した。
不 「ッ!、鳴海?」
貴 「ねえ、寂しよ・・・もう、どうすれば良いの?、俺、分かんないよっ」
鳴海は不二の上に乗った。
貴 「ねえ、俺って生きてる意味有るの?、俺が生きてる意味って何?、不二にとって俺って何?、分かんないよ
もう何もかも分かんないんだよ!!!!!」
不 「鳴海・・・」
貴 「もう、何もかも・・・分からないんだよ、もう、何もかも真っ白で、もう、もう生きていたくない・・・・
死んじゃいたいよっ!」
グイッ ギュゥ
不二は鳴海を抱き締めた。
貴 「止、めてよ…優しくしないでっ・・・俺、不二に沢山酷い事言った・・・沢山酷い事した・・・
そんな俺に優しくされる理由なんてない」
不 「有るよ、それにもうその事は良いんだよ、確かに暴力を振るうのはいけない、けど反省しているならもう良いんだよ」
不二は鳴海の頭を撫でた。
貴 「止めてよ、私は・・・俺はっ…ごめん、ごめんっ」
鳴海は涙を流しながら謝った。
不 「もういいんだよ、鳴海が笑ってさえいれば、ねえ、何時か僕に笑顔、見せてね?」
貴 「すう、すぅ…」
鳴海は疲れたのか、数十分眠ってしまった。
その夜・・・
prrrrrr
ピッ
貴 「もしもし」
? 『あ!、鳴海か!?』
貴 「うん、そうだけど」
? 『今度東京で合宿やるんだけどマネージャーとして参加しねぇか!』
貴 「俺コッチでマネとして参加する事になったから」
? 『マジかよ!、鳴海スゲェな!』
貴 「ッ!、別に、凄くないし///」
? 『スゲェよ!、じゃあ合宿の時会おうな!』
貴 「うん!!」
ピッ
貴 「久し振りに会えるね
_______ブン太』
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