追憶
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い」
「え!?」
「私……ムキになって、なのはちゃんに怒りをぶつけてしまった。なのはちゃんの気持ちも考えないで、自分の事ばかり言い過ぎた……ごめん」
「そ、そんな事無い……そんな事無いよ、はやてちゃん! 私もはやてちゃんの気持ちも全然考えないで、あんな事を言ってしまった。大切な人と一緒にいられない、力になれない辛さは私もよく知っていたのに! だからむしろ私が先に謝らないといけなかった……! なのに……なのに……!」
「なのはちゃん……こりゃお互い様、って奴やな。だから……さ? 仲直り……してくれる……? また……友達になってくれる?」
「私も……仲直りしたかった……!! ありがとう……私を許してくれて、ありがとう……はやてちゃん……!!」
「私もや……ありがとな、なのはちゃん……!」
こうして……私となのはちゃんは仲直りを果たす事ができ、更に彼女達に抱いていた劣等感はカーミラさんのおかげで、吹っ切れる事が出来た。カーミラさんの謝罪の事を伝えると、なのはちゃんも笑顔で許してくれた。そして……心優しい魔女さんのおせっかいは、円満に解決したのであった。
そう、表向きは。しかし私は……彼女が発した“サバタ様の命を蝕む者”という意味に、大きな不安を抱いていた。私は……皆に隠されている重要な事があるのかもしれない。シグナム達はなんか私と一緒に何も知らされてなさそうやから……リインフォースか、リーゼ姉妹に話を聞いてみよう。尋ねてもはぐらかされるかもしれないが、話してくれるようにお願いしてみるしかない。
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