『いちご』
[2]次話
波打つ鼓動は、自分のものか貴方のものか解らない。
同じ速度の鼓動が響き合う。
愛しいと想い、抱き寄せる。
僕は結局、貴方が隣に居ないと眠ることすらできない。
貴方も僕が居ないとマダ眠れないでしょ。
必要な存在って、生きる為に本当に必要なのかも知れない。
ねぇ、貴方にはマダマダ解らないかも知れない。
それでも貴方の未来が、貴方の生きる世界が、柔らかいものならと願う。
あっという間に此の手を放れていくんだろう。
此の厳しさも愛だと解ることはないんだろう。
だけどせめて今だけは...
優しいだけが優しさじゃない。
其れは確かだから。
貴方は苺。
『尊重と愛情』
『貴方は私を喜ばせる』
『幸福な家庭』かどうかは解らないけど。
いつか巣立ってく小さな王子様。
貴方が貴方らしく輝けたなら、母としては此の上なく幸せです。
[2]次話
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