暁 〜小説投稿サイト〜
DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter1「暮海探偵事務所へようこそ」
Story5:あの戦いを見ていた者達
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か?」
まぁ取りあえず、それは置いといたとして…問題は……
「その子達は、どなた?」
「あ、うん! タクミが居なくなってから出会ったの! チビモンと…」
「オッス!」
「ミノモン!」
「こ、こんにちは…」
うん、それはわかる。だって知ってたもん。
でも俺が聞きたかったのは、そういうことではなくって…
「なんで一緒にいたの?」
「なんかね、僕達の戦いを見てたらしくて、一緒に居させて欲しいって」
「…ってことはつまり」
「仲間にしてほしいんだ!」
俺の言葉を奪う様に、チビモンが叫んだ。やっぱりか…
「俺は二人の戦い方を見て、これなら俺も強くなれるって思ったんだ!」
「強く、か……」
チビモンが元気よく跳ねる。それを落ち着かせようとする、ミノモン。中々のコンビに見えるのは、俺だけだろうか?
強く、強くか……
「…そうだな、俺も知りたいな」
「「…?」」
「君達がどんな風に強くなるのか、どんな強さを手に入れるか。見てみたくなった。それに…俺も強さってものがなんなのか、知りたくなった」
俺がそう言うと、二人ともポカンとした表情で見上げてくる。……あぁ、ちょっと難しかったかな。
「行こう、一緒に。強さの答えを探しに、さ」
「じゃあ…!」
「あぁ、居ていいよ」
「よっしゃぁ! それじゃあこれからよろしく!」
「よ、よろしくお願いします…」
「あぁ、よろしくな」
そう言って笑顔を見せると、二人は喜んでハイタッチした。テリアモンも「よろしく〜」と言って両耳で握手をする。
「さて…取りあえず俺は今、この身体をどうにかしようとしてるんだが…先に進もうか」
「おう! それじゃあ行こうぜ!」
先行して歩き始めるチビモン。結構せっかちなんだな、ミノモンは俺が先に行くんじゃないの? 的な顔で俺とチビモンを交互に見てくるし。
まぁ急いでいる訳でもないが、取りあえず行こうか。そう思ってテリアモンとミノモンを引きつれ、チビモンを追いかけた。
進むこと数分。やはりと言うべきか、あの時の壁が残ったままだった。
「行き止まりじゃん!」
「まぁそう急かすなよ、チビモン」
「のんびりいこうよ」
そう言うテリアモンは、一旦俺の頭から降りて欲しいんだけど…
しかしこの壁、よく見ると「FIRE WALL」って書かれてあるな。“ファイアウォール”……本来は外部からの不正なアクセスから、コンピューターなどを守るシステムの筈なんだが…さてどうすっか。
この壁をどうすれ
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