第22話 遊園地、巻き込まれた星
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「でもたまにな、たまにで頼む」
「さぁ?どうしましょうか…………」
笑顔で俺に言う星。
「そんなことより次のアトラクションに行きましょう!」
今度は俺が星に手を引っ張られ、カフェを後にした。
「うわぁ!!」
観覧車の上から下の景色を眺める星。
時刻は夕方の18時。
あの後も俺は星と二人で行動した。
なんども夜美から電話があったが、電源を切って出ないようにしていた。
すまん!!夜美。今度必ず埋め合わせする。
「レイあっちに!!」
「どれどれ………」
星が指さした方向。
そこには海鳴市が見える。
海の夕日がとても綺麗だった。
「綺麗です………」
「ああ…………」
俺と星は、言葉少なく夕日に見惚れていた。
「来てよかったな」
「はい………」
俺はふと星を見た。
夕日に照らされた星はとても美しかった……………
しかしそんな雰囲気は続かず、いきなり唐突にラグナルが反応した。
『マスター!!!』
ラグナルの声に俺は我に返る。
「目標発見……………ターゲットロック」
「戦闘機人!?」
俺が目を向けた先には、アンノウンと似ている女の子が浮いていた。
その女の子は前と同じように手からブレードを展開した。
「ブレードブラスター……………ファイア」
ブレードの先を俺たちに向けて魔力弾を発射してきた。
「!ラグナル!!」
『なんちゃってプロテクション!!』
俺は咄嗟にリミッターを外し、ラグナルに指示を出した。
俺の魔力の壁に相手の魔力砲が当たる。
『マスターやっぱりキツイです』
「すぐに脱出する。それまで持たせろ!!星、デバイスは?」
「大丈夫です、持ってきてます」
「よし出るぞ。ラグナル!」
「ルシフェリオン!」
「「セットアップ!!」」
二人はそれぞれ自分たちのバリアジャケットを纏う。
そして二人は観覧車の入口から外に出た。
その直後、なんちゃってプロテクションは壊され、俺たちのいた観覧車は吹っ飛んだ。
「レイ、ブラックサレナは?」
星の言葉通り、零治はブラックサレナではなく、襟のたった白いコートを着ている。
「今回はパスだ。どこで誰が見ているか分からんからな………」
「?」
言葉の意味が分からない星が頭をかしげる。
そんなことより…………
「ラグナル、リミッターかけてたよな?」
『ええ、リミッターは完全でした………なぜ気づかれたのでしょうか?』
「分からん、何か前に奴に手掛かりでも与えたか?」
『いえ、そんなこと無いはずですよ。それにあいつは変態マッド
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