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SAO〜裏と 表と 猟犬と 鼠
第1話 現実から仮想へ
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俺は初見だぜ?って事は見たところ黒髪あんた(ただの偽善者)がβテスターか?って事は赤髪の方(他力本願のクズ野郎)が初見さんか。」

「ありありと失礼さ醸し出してんじゃねぇよ。俺はクラインって言うんだ。んでこいつがキリト」

「そうか。あ?俺もか…俺はオオミネ。ま、ミネとでも呼んでくれ。ま、邪魔したね。」

そっと無難に…そして、素早く…ダンボールでもあればいいのに。これは隠密ミッションだ。あの眼帯でスネークな全身タイツの様に…慎重に…確実に…。

りだ…「あっ!」

「だったらよー!お前も俺たちと少し狩りしてかねぇか?ここで会ったのもなにかの縁って事でよ。」

初っ端からミッション失敗。セッション終了。

「俺を誘うなんて物好きもいたもんだな。」

とりあえず飛んできたフレンド登録にはOKと押しておく。後で消せばいいし。

「っしゃー!いっちょやろうぜっ!」

「俺は何一つ喋ってないんだが…」

「諦めろ。クライン(他力本願のクズ野郎+周囲を巻き込むホモ野郎)はやるつもりだぜ?」

「全く…まぁ、よろしくな。」

「俺はあまりよろしくしたくないけどな。ま、今日くらいいいか。」






それからは純粋に狩りを楽しみ、笑いあった。クラインは他力本願のクズ野郎+周囲を巻き込むホモ野郎から暑苦しいホモ野郎になり、キリトは偽善者から自己満足野郎に変わった。あ、これは関係ないわ。






17:20

「あ〜狩った狩った〜。いや〜やっぱり楽しいな。」

「ま、それくらいが基本ってところかな」

「ま、俺は分かってたけどな。ま、レベル上がったしいっか。」

気づけば全員レベルが1から上がっていた。俺の場合で言うと、4だ。

ふむふむ。ステータスか。…初期で10と1レベあたり3…合計22…。

STR

AGI

適当?知るか。

攻撃力、敏捷力…。

決まった。

AGIに18、STRに4。

つまりこれからの俺のステ振りは敏捷性優勢の筋力並と言う奴かね。

「おい…ミネ」

「なんだよ。キリトさん」

ちっ…なんだよ…。

「お前、知っててやってたか」

「ん?あぁ、ラストアタック?3人で狩りしてたからバレねぇと思ってたが。ま、お前なら仕方ねぇな。」

「っ!おま「さぁって!もういっちょ…と言いたいが、腹減ったな。」

「そうだな。俺もそろそろ落ちようかと思ってた所だ。」

横目で憤慨しているキリトを見ながら、俺はクラインに賛成する。

「……そうだな…」

キリトは明らかにモノ言いたそうな目をしているが、まぁここでちょっくらドッキリ仕掛けるか。

「あ?そういやログアウトボタンねぇんだった
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