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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
最後の大戦(4)
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いたわ」

「気遣い、すまぬ」

こういう大所帯なのか、やらないといけない気遣いだから美空は気にしていない様子だった。俺は華琳の報告を聞いてから、禁裏に入ったんだがトレミーからの報告だと五臓六腑と大量の爆撃により、二条館の城門やら壁ごと吹っ飛んだそうだ。無論鬼も殲滅したが、もう再生されているので安心である。

禁裏に入ったので、これからの事を久遠と美空が相談をしていたが俺と華琳と愛紗は今後についてを無言のまま聞いていた。奥方衆蜀は俺達と共にいたし、影ながら攻撃していたので久遠らと本陣にいた奥方衆呉と連携をしていた。ここに魏呉蜀が揃った事だが、魏と蜀は俺らと共に行く事にして呉は本隊守護を任した。

「これからどうするかは・・・・詩乃!」

「はっ!それでは主攻組指図役として、今後の動きのご説明を致しましょう」

久遠に呼ばれて前に進み出た詩乃が、堂々とした素振りで今後の作戦を発表した。ちなみに連合と黒神眷属では指揮系統が違うので、指示を出すのは俺となっている。連合側は詩乃だとすると、こちら側は主に軍師である桂花が華琳らであって朱里や雛里が愛紗らに指示を与える。桃香は医療班にいるので、連合本隊と共にいる。

「禁裏内に拠点を築けたとはいえ、禁裏はまだ鬼達に包囲されております。まずはその鬼達を駆逐する事が、それが作戦の第一。長尾衆は森一家と合流し、洛中の鬼殲滅をお願いします。ちなみに家屋の焼却は、織斑一真様が率いる戦艦によって既に任してあります」

「家屋の焼却っす?そんな事すれば、昔話に聞く応仁の大火と同じになるっすよ一真さん!?」

「それに関しては承知しているし、このまま建物があると隙が生じる事となり得るからだ。それにこの戦が終わればこの世界ともさよなら何でな、俺達に未練などないからさ。鬼の数は未知数でもあるが、討伐効率を上げる為には仕方が無い場合もあるのさ」

「なるほど、それなら一真の言葉を信じましょう。現実的に考えたって、市井の民はもう逃げているはずだしこの戦が終われば私達の帰る所はここではなくあの戦艦。それと共に連携をしている事ならば、一真の大きな背負い荷物を少しでも減らせるわ」

「えーっと、秋蘭さんが見ているそれは京の地図のようですがどうやら計画的のようですね」

そう言いながら俺達は、投影型端末で家屋の焼却がどのぐらいやっているのかを見ていたら秋子が見てきた。%ゲージは分からなくとも、数字を見ればどの程度まで進んでいるか分かるそうで、それに長尾衆の足軽達全員無事という事だけど指揮下はまだ美空に預けている。これが終われば八大夜叉大将の指揮下に編入させる。これで夜叉五千から数万となる。

「少々笑った所で行動を移そうか・・・・長尾衆は洛中のお掃除を頼む。奥方衆魏は俺達と一緒に行動を共にするとして、
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