第3章 リーザス陥落
第37話 封印の鍵を求めて
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思う。彼女にとって、幸福だったのはユーリと言う人物に会えたからだと、かなみは強く思えた。自分も、同じだから……。
「……変な下心とかは……無いよね?」
かなみは、先頭を歩くユーリを見てそう口ずさんでいた。
女の子モンスターに手を出そうとする人間も……いないことは無い。彼女達にとって、人間との接触、交配は毒でしかないから 彼女達から好意を持つ事は中々無い。きゃんきゃんは、誰とでも仲良くなろうとするから例外だと思うが、それでも交わられる事の危険性は判ってるはずだから。
だからこそ、そんな下心を考えてるなんて思いたくない。
でも、ヒトミちゃんは女の自分から見ても、とても可愛らしいコだと思う。……だから、ちょっと心配だったりするんだ。
「ん? どうかしたか?」
「い、いえっ! 何でも無いですヨ!!」
「ん、なら良い。さて、ランスの家に着いたぞ。……以前キースに場所を聞いてて良かったな。まあ偶々だったが、結果オーライだ」
ギルドにて、偶々ランスの話題となった時があって、彼が住まう場所も聞いていたのだ。
まさか、自分からいくことになるとは思ってもいなかったが。
「いるでしょうか……?」
「間違いない。アイツは一度稼いだら、金がなくなるまでだらけるそうだからな。キース曰く、もうそろそろ金欠だそうだ」
キースのその推測は、大正解なのである。
〜アイスの町・ランスの家〜
ランスの家では朝っぱらだと言うのに、シィルの艶っぽい喘ぎが響いていた。そして、勿論ランスの責め言葉も。
「いくぜ! 飛び出せオレ様の熱い情熱ハイパーアターーーーック!!」
「あぁぁぁんっ!!」
「あぁ……えがったぁ……」
ランスは、盛大に放出すると、そのままシィルの胸を揉みしだいていた。シィルは料理中だったのだけれど……、そこはランスらしいと言えばそうだろう。行為後も冷めやまないままに、ランスは言っていた。
「おーい、メシはまだか?腹が減ったぞ……?」
「あぅ……、ランス様があんな事をするから冷めてしまったんですよ……暖めなおしですから、もう少しかかります」
「なんだと! オレ様はメシが喰いたいのだ、早くしろ!」
「もう少しですから、ランス様待っていてくださいね……それより、胸から手を退けて下されば……」
「メシができたらどける!それまでは、気持ち良いから触る。空腹を紛らわせるのだ!」
「ひんひん……」
ランスにとって、【食欲<性欲】なのは 周知の事実?だろう。その後も、シィルは 胸を弄られたまま、器用に料理の続きをしていった。時折緩急をつけられて揉まれてしまうから……手元が狂いそうになっていたけれど、何とか出来ていた。
その時だった、不意
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