城館(シャトー)の主
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持ち、『紅蓮の帝』の恋人である少女、リナ様を捕らえ、その女を目の前で操り、『紅蓮の帝』をも我が手中に収める事が出来ました。
…最高でしたよ?私の『魅惑の魔眼』で操られたリナ様に手が出せずにやられる『紅蓮の帝』!とても最高でした??…ふふふ…!」
「このゲスが…!」
ニナがそう言って笑うアスモディウスを罵倒する中。俺はスッとアスモディウスに向けて剣を向ける。
その瞳に怒りを宿して。
「お前は俺の昔の仲間を傷付けた。さらに奴の配下…。お前を切る100の理由にも勝る。
…切られても文句は言えないはずだ。」
そんな俺の態度にアスモディウスは余裕の笑みを崩さず。
「切られる?この私が?
…ふふ。
本当に困った人だ…。流石、あの方のおっしゃられた通りの人だ。」
そう言って未だに余裕の笑みで。
「あの試験管の中にリナ様とゼツ様がいらっしゃいますが…。私は捕らえているリナ様、ゼツ様の力を使えます。もちろん。あそこから解放できれば私はあの2人の力が使えなくなりますけどね。」
「お前の弱点なんて関係無い。」
俺はさらに殺気を強くしてアスモディウスを睨みつけた。
「そんな借り物の力に頼る奴など。切り刻むだけだ。」
するとアスモディウスは自分の髪を払って。
「本当に困った人だ…。
なら、仕方ありません…。貴方も中々ゼツ様やリナ様の様に顔立ちも整っている。
貴方も加えてあげましょう…。
私のコレクションの一部にね??」
「やってみろよ。男女。」
俺はそうアスモディウスに向けて中指を立てて言い放ち、奴の方へと向かっていった。
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