破れ!無限の壁!千羽山戦後編!
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だったんだ…いきなりワントップだなんて…」
「このまま、負けちゃうのかな…」
「お、おいみんな…!どうしたんだよ!なにヘコんでんだ!」
今回ばかりは円堂の檄にも反応しないほど、今回はチーム全体の雰囲気が良くない。俺も口を開いた。
「まさか諦めたなんて言うんじゃないだろうな!まだ試合は終わってねぇぞ!」
「でも、無限の壁が破れないんじゃ…」
「やっぱり必要なんだよ、必殺技が…」
俺の檄も意味なく、この状況はヤバいな…と思っていると、円堂が叫んだ。
「必殺技ならある!」
「「「………!?」」」
円堂の叫びにみんなが、円堂に振り向いた。
「 俺達の必殺技は炎の風見鶏でもイナズマ1号でもない!本当の必殺技は、最後まで諦めない気持ちなんだ!帝国と戦った時からずっとそうだった!尾刈斗中の時も、野生中の時も、御影専農の時も、秋葉名戸の時も、戦国伊賀島の時だって!諦めなかったからここまで来られたんだろう!俺は諦めない!諦めたらそこで終わりなんだ!俺達のサッカーは、絶対に最後まで諦めないことだろ!?だったらやろうぜ最後まで!俺達のサッカーを!」
最後まで決して諦めない俺達のサッカーをやろうと仲間たちに訴える円堂…。俺もこの言葉には勇気を貰った。
すっかり闘志を失っていたみんなも、円堂の熱い言葉に突き動かされて、もう一度戦う気力を呼び起こした。
鬼道はこの時、雷門のサッカーの強さを知った。
(はっ…これだったのか…円堂と一緒に戦うということは…雷門の本当の強さとは…!)
円堂を中心にして一つになっていく雷門イレブンを見て、鬼道は仲間の絆が生み出す強さをひしひしと実感していた。
「ようし…!残り5分!全力で行くぞォォッ!!」
「「「おお!!」」」
完全に一丸となった俺たち…、試合再開はゴール前のコーナーキックからだ、円堂を含めた全員が敵陣に乗り込み一斉攻撃を仕掛ける。お互いに一瞬の油断もできないゴール前の大乱戦になった。
そして俺にボールが渡ったその時、千羽山DF陣はまたもあのかごめかごめを仕掛けて来た。
「「「かごめ、かごめ、かーごめかごめ、 かごめ、かごめ、かーごめかごめ」」」
「鬼道ぉぉぉぉーーッ!!うおぉぉ!!サンダーキャノン!!」
俺は鬼道の名前を叫びながら、サンダーキャノンを放った。
「うおおおおおっ!!」
鬼道もそれに合わせてボールを強く蹴り上げる!そして鬼道の横に豪炎寺と円堂が走り込んで来た。
「「「でええあああああああああああああ!!」」」
鬼道が空に蹴り上げたボールは、空中で雷雲のようになり、ボールが雷として地面に降り注いでくる。そしてそのボールを鬼道、円堂、豪炎寺の3人で蹴り込んだ。
「「「イ
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