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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第177話 衝撃の性別
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、システム上での綻びを見つけたり……etc。システムを丸裸にするのが最大の点だ。確かに、あの世界で使った時同様、それなりに消耗するが、今は構うことはなかった。何か不審なプレイヤーがいないかどうかを視る為に。
40人以上いるし、あまり注目をし過ぎるとこちらが逆に不審者になってしまう。
「(……怪しまれない程度に、偵察、だな)」
リュウキはそう思いつつ、付近の状況を見ていた。ここに集った男達は、入って来たばかりの新参者にギラつく様な戦意を向けてくる。膝に乗せた恐ろしげな銃を音高く排莢して見せるものまでいる。
が、そいつらは最初から間違いなく白だ。。探している、この大会で姿を見せるだろうと予想しているあの相手、死銃ではないと判断した。何か大きな事を仕出かすのなら、それなりに周囲に気を配り、その時その瞬間まで息を潜めている筈だから。
「はぁ……」
リュウキは軽くため息を吐いた。勿論、周囲にバレない範囲で。
「(……仮にも戦い前だぞ? 自分の武器を見せびらかすヤツが何処にいるんだよ。……手の内をバラす様な事をするのは素人も良い所、だな)」
どんなゲームの大会においても、自分の武器は最後までみせないモノだ。
別ゲームであれば、あれがフェイクである可能性も捨てきれない、……が、ここGGOでは原則として、メイン・とサブの二種類の武器しか持ち込む事はできないから、まず間違いなく、武器のジャンルから、メインだろうと思える。サブアームと言うのは、所謂 補佐武器だから、
突撃銃
(
アサルトライフル
)
や
機関銃
(
マシンガン
)
が サブと言うのはありえないだろう。
プロが蔓延る世界、と現実世界ではよく聞いていたが、現時点では拍子抜けも良い所だった。それは勿論一部のプレイヤーを視て、だけだからまだ結論をつけるのは早すぎるとは思うが。
「さて……」
フードをかぶりつつ、見える範囲でプレイヤー達を確認していた。其々、武器を構えている、見せびらかしている様な連中も……一応確認をした。
「(……アサルトライフル。M16A1、M16、AN-94……か)」
かつて、別のオンラインゲームでそれなりにプレイしていた時の知識だが、銃器関係にはそれなりに詳しい。リュウキは一度興味を持った事は、詳しく調べる癖がある。だから、大体使用した事がある銃は覚えているし、VR世界での使用は最近綺堂のアカウントでプレイした程度だから、武器の感覚までは判らないけど。
「(……それに。……良い銃だ、AK-47。メジャーと言えばメジャーだし)」
様々なゲームや映画、漫画等幅広く使われているアサルトライフルの1つ。この世界での性能については判らないけど、以前プレイしていたゲームではそれなりに上位プレイヤーが使用していた記憶がある
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