暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第177話 衝撃の性別
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 色々と考えされられたが、どうにかキリトは大会出場の為のエントリーを後少し、ワンクリック程度で終わる所までいけた。そして、丁度その時だ。

「2人とも、終わった?」

 不意に彼女から声が聞こえてきた。
 どうやら、リュウキも彼女もエントリー終了したらしく、まだ終わってなかったのは自分だけだった様だ。そして、エントリー締切時間もまだ後3~4分はある、間に合った事にとりあえず安堵した。

「……その、ごめんね。私がちょっと夢中になったせいで、慌てて 駆け込みになっちゃって」

 そんな時、まさかの彼女からの謝罪の言葉がきた。それを聞いたキリトは慌てて返事を返す。

「そ、そんな事無いですよ。お世話になりっぱなしで……。こちらこそです。昨日の武器の事や今日のことも。ありがとうございました」
「……だよな。それに夢中になった、と言えばこちらにも非が当然ある。時間には気を使ってる筈だったんだが……、正直ぬかったよ。悪かった」

 リュウキもキリトに続いてそう返した。それを訊いて、女の子は小さく微笑んだ。

「じゃあお互い様……って事で、手を打とう。いや、でもバギーで走るのちょっと楽しかったし。貰い物を言えば私の方が大きい気がするわね。……っと、それより、予選のブロックは何処だった?」
「ええっと……」
「ん……」

 キリトは画面を再確認し、リュウキは 脳内保存しているアルファベット・数字を思い返した。

「予選は、Fブロックですね、Fの37番です」
「……ん、同じくF。23番」
「あ……そっか、同時に申し込んだからかな、私もFブロックだよ。12番だから……、良かった。どっちと当たるか判らないけど、当たるとしたら決勝だね」
「良かった、ってなんでです?」

 キリトはそう聞き返した。
 それを変わりに答えるのがリュウキ。

「……説明文は読んでおいた方が良いぞ? 今回から参戦人数が増えるそうだ。上位3名が本戦出場。トーナメント形式だから準決勝からなら1回敗退したとしても、3決で復活出来るって事だ」
「あ、ああ。成る程」
「そ、前回までは予選トーナメントの決勝まで行けば、勝ち負けにかかわらず本戦のバトルロイヤルには出られるって感じ。つまり、予選優勝者と準優勝者の2人だったけど、今回は結構増やした見たいだね。本戦は30人だったけど、15人も増えた」

 苦笑いをしながらそう言う彼女だった。だけど、その後は普通に。

「その分、マップもそれなりには広くなったみたいだから、決着がつく時間はあんまり変わらなそうだけどね」

 人数が多く、フィールドが狭かったら、飛び道具である銃での戦いだから、それなりに決着がつくのは早いだろう。そして、ゲームの腕関係なく、運の要素も高くなる事が考えられる。一大イベ
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