第1話
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ュースで見た祖父は
「くだらん。あのような場所で不正を行った奴も愚かだが、なによりデッキを置いて控室を出た相手の方が愚かだ。自分のロードは自分で切り開くもの!!フハーッハッハッハッハッハ!!!」
なんて高笑いをしていた。最後意味わかんないし。どうみても20代後半にしか見えない60代の祖父2人は年齢詐欺で捕まってもおかしくない。
「・・・お前はデュエルチャンピオンがどれほどのものか、知ってるのか?」
「それは・・・知らないけど、」
「ならそんなこと、軽々しく口にするんじゃねぇ!」
「ゆ、夢を見るのは俺の自由だろ!」
「夢ねぇ・・・このデッキを返して欲しかったら、お前の一番大事なものを差し出しな!」
対価が重すぎるだろそれ。友だちとはいえ他人のデッキと、自分の一番大切なもの。私ならそんなことを言い出した時点でぶん殴ってる。
首元に視線を落とした九十九君の首にかかってるのは……ペンダント? それを神代は引きちぎる。
そしてそれを地面に落とし、踏み壊した。
『「なっ!!」』
オイオイオイ!!やりすぎだろ!アホか!!
余りのことに唖然としてそれを見る。おま、家族がくれた大事なものだったらどうするんだよ……。
「残念だが、このデッキを返すわけにはいかねえ」
しかも言ってること滅茶苦茶だ。
「だがチャンスはやろう。お前が未来のデュエルチャンピオンだとほざくなら、デュエルで勝負だ。俺に勝てばこのデッキは返してやる・・・しかし、俺が勝ったら、お前のデッキを貰う!」
「!」
「・・・今度の日曜、場所は駅前広場。デッキを取り返したかったらそこに来な!」
滅茶苦茶何てレベルじゃねえ。理不尽が天元突破してるぞ。ていうか、何で今、この場で、しかも大声で、場所と日時を指定した?
『今度の日曜、あの2人のデュエルを観に行こう!!遊人!!』
「ですよねー……はぁ」
カードをホルダーに仕舞い、私、武藤遊人と【ブラック・マジシャン】、【ブラック・マジシャン・ガール】、【青眼の白龍】の精霊、マハードとマナ、キサラさんは家に帰ることにした。
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