暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第176話 BoB前哨線・バギーレース
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な、それなりに見て回って、市販でも種類も豊富だけど、……ここは好みで行こうって事で」
「まぁ、その感覚も大切よね。自分を預けられる銃じゃないと、命懸けれないもの」

 そうこうしている内に、キリトも後ろにいた。集合時間はまだ大丈夫だったはず……、と思い時刻を見てみると、40分を差していた。

「こんにちは、皆」
「ああ」
「ふふ、改めて、ね」


 軽く挨拶を交わす3人。


 そのまま、今日のBoBに向けての武器調達を終え、メイン大通りに戻ると、ベンチに腰掛け、銃談議を少々する水色の髪の少女と銀色の髪の少女。

 リボルバーの特性やオートマチックの特性、それらの欠点、マシンガン、サブマシンガン、アサルトライフル……etc

 中でも狙撃銃、スナイパーライフルの談議が一番白熱した気がした。

 2人の熱弁に正直、キリトはついて行けず、半歩下がってきいていた。

「(……マジ何でも知ってるのか? この男は……)」

 半歩離れつつ、聞こえない程度に 『はぁぁ』っとため息を吐いていた。

 知識量を考えたら、リュウキはもうALO内では随一、と言うか文句なしのNo.1候補の1人だ。
 そして、今はGGO。ALOから飛び抜けていても豊富、それはザ・シード連結体(ネクスト)全体における知識の宝庫なんじゃないか? とも思えてしまう程だった。

 それが証拠に、ゲームの腕っ節だけじゃなく何度、各領主が参謀役兼護衛にとスカウトに来ていたのか判ったものじゃない。護衛・用心棒と言えば自分も、それなりに来られてるから、別段羨ましいとか悔しいとかは無かったけど。

 そして、その分野でも競おうか?と一瞬思った事はあるが、即座に否定。

「(オレは頭使うのは、戦いの時だけ、探索系とかも必要だけど、最深部系は任せよっと……)」

 負けたくないと言うライバル心はあるものの、そこははっきり言ってジャンル違いだから、早々に断念するのだった。


 そして、2人の話は銃系から離れる。

「それで、聞きたい事があるの。昨日は聞けなかった、と言うより、聞ける状態じゃなかったしね」
「ん。そんな事言ってたな。良いよ」
「……単刀直入に聞くけど、あなた、散弾銃(ショットガン)使い、それもレア銃《Spas-12》を持つ老人……とまではいかないけど、それなりに歳上外見のアバターを持つプレイヤーの事、知ってる?」

 やや、真剣な目をしながらそう聞く彼女。
 確かに、それは知っている。更に言えば、今目の前に話をしている彼女の事だって、知ってる。一度会っただけだけど、別アカウントでプレイをしていた時に出会ってるのだ。難癖つけられて、追いかけられそうになった……じゃなく、別アカウントだと言う事を忘れて接触した自分だって
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