暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第176話 BoB前哨線・バギーレース
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ティの強化である。日進月歩、不正者に負けない様に日々技術者が頭を唸らせながら、負けない様にしていくのだ。……可能であれば、引っ捕えて監獄行き。そして出てきた所で、サイバー警察関係にスカウト、が流れである。優れたウイルス等を作れるサイバー犯罪者は、優れたプログラマーになり得るから。
と、話が逸れたから、元に戻そう。
それなりに魅力的なのが上位入賞した時のプライズだ。この手のモノは、通常では入手不可能な激レア装備、と言うのが相場だ。ゲーマーとしては、迷いが出てくるのは仕方がない。現に、右2つ隣のキリトは、周囲、自分のいる所までには判る程度に地団駄を踏んでいる様だ。葛藤が続いているんだろう。心の中で同意をしながらも、その入力フォームを白紙にした。考えたくはあまりないが、死銃なるプレイヤーが運営側にいないとも限らない。何せ、これまで戦ってきた相手。大きな事件の最後のBOSSとも言える相手は 運営側にある事が多いのだから。
ヒースクリフだったり、須郷だったり、
あの男
(
・・・
)
だったり……。
リュウキは軽く頭を振った。
ヒースクリフは兎も角、須郷達の事は思い出したくもない事だから。
そして、全てを入力し終えた後に、エントリーを受け付けた旨の文章が出た。そして、予選トーナメント1回戦の時間の表示がされた。補足書きで、今回のBoB本戦に出場出来る枠を今大会から増やすとの事だった。予選はA〜Oブロックに分かれたトーナメント制。
本戦出場資格は上位3名まで。
――……そして、戦いの火蓋が切られるのは……僅か30分後。
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