第2.5章 出会いと再会は唐突に
第35話 またいずれ……
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「あははは!」
ヒトミも横から2人に抱きつくように飛び込んだ。
《人》と《カラー》と《モンスター》
構図は歴史上でも滅多にありえない、稀有な光景だろう。だが、それでも確かに信頼し合っているのは見て判る。
そんな光景だった。
そして、その後ユーリとヒトミを乗せたうし車はカラーの森から立ち去っていった。うし車の中でユーリは思う。
「(本当に良い出会いをしたな……ヒトミ、クルックー、ハンティ、千鶴子さん……ま、一応アニスも入れてやるか)」
空を仰ぎながらそう思うユーリ。こんな出会いも冒険者の醍醐味の1つだから。
「ハンティか……近い内にまた、出会うだろうな」
「そうなの?」
「ああ、そんな気がする」
「へー、私もまた会いたいなっ! ハンティお姉ちゃん面白いからっ」
「そうか。でも、ハンティと一緒になって また変な事 言ったらデコピンだからな?」
「あぅ〜……」
青空の下。
ユーリ達を乗せたうし車は、アイスの町目指して走っていった。
――……ユーリとハンティのまた会うと言う予感。それは計らずしも当たる事になる。
LP0002 3月 リーザス陥落と言う極めて大きな事件の中心で……
〜人物紹介〜
□ ハンティ・カラー
Lv-/-
技能 魔法Lv3 剣戦闘Lv1
ヘルマンの評議員の1人でその正体はもう今は存在されないとされる太古のカラー≪ドラゴン・カラー≫の生き残りであり、レベルも才能限界も存在しない。
伝説の≪黒髪のカラー≫と呼ばれている。
ヘルマン王国では、皇子?の守り役にして乳母であり、姉であり恋人と言う複雑な関係を築いている。
彼女の様子から見ればそうは見えないが、かなり人見知りな性格らしい。
故に、初対面こそ戦いあったユーリだが、もうすっかりと打ち解け合い 気に入り、信頼出来る人間の1人となった。
彼女はユーリとの再開を自分の楽しみの1つにしている。
〜魔法紹介〜
□ 雷神雷光
使用者 ハンティ・カラー
広範囲に雷を雨の様に降らせる広範囲雷撃魔法。逃げ場が無い程の範囲に降らせる為、一度発動してしまえば、全てを雷で薙ぎ掃われる。Lv3クラスの雷系最強の魔法である。
雷属性:最上級魔法に分類
□ 煉獄・斬魔
使用者 ユーリ・ローランド
ユーリの持つ≪技能≫の力を剣に纏わせて放つ技術。
単純に居合として敵を切る事も出来るが、それ以上に物理的に斬れないものを斬る為魔法使いにとって天敵とも言えるだろう。
ただ……、高い集中力を要し 且つ乱発できない為、タ
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