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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生 【リメイク】
原作編
転校生です
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けでもないが、自己紹介のときには静かすぎたものなので、どう反応をとればいいのか躊躇ってしまっていたのです。
「みんな落ち着いて。一辺に聞かれても答えられないから一人ずつお願い」
はやの突然の行動に驚くクラスメイト達だが、はやにとってはいつもやっていることとあまり変わらないのです。元々は隊長を務めたことがあるので、こういう状況にも慣れているのっです。
その様子を見ていた三人はいつも通りだと安心しているように見えた。
「ちなみに、白河は福島県にあるんだよ。部活は入らないつもりなんだ、ごめんね。戦車道はかれこれ10年以上やってるかな」
耳がよく聞き逃さないのがはやのいい面でもある。
『普通1課2年A組牛目はや、神下幸、木島さいか、山元みのり。至急、生徒会室まで来るように』
いきなりの放送での呼び出しのせいか驚いている四人だが、それを見ているクラスメイトからは「いつものことだから気にしないで」といわれるものの、気にしないでというほうが無理なはなしであった。現に廊下を歩いている彼女たちの背がとても小さく見えた。
同じ頃に、C組の教室にいた梨華たちもはやたちが来たことに驚いていた。
「梨華、はやたちが転校してきたみたいな言い方だったけど、どう思う?」
さやねの言う通りだとしかとらえることしかできない現状に梨華は何の反論もすることもなくただ「そうみたいだね」と答えるだけだった。思えば不審な点はあった、私がはやのかわりに隊長を引き受けた時、如何なる理由であろうと戦車道を優先するはやが休んだのだ。もしも、その時に転入試験を受けていたなら納得できる話だった。
「さやねはさいかからなんか聞いてなかったの?」
双子である二人なら何らかのやり取りがあったのかとおもったが、さやねは首を横に振っていた。
それを見た梨華は立ち上がり、教室を一人出ていこうとしたのだが、
「梨華、どこ行くの?」
ドアから一番近いところにいる裕香にそう聞かれると短くため息をつき、そして
「生徒会室に行くよ」
ただこう言い放ったのだ。そして五人一緒に生徒会室に向かっている中で梨華は考えていた。はやたちの転校の理由。もしそれが私のことを思ってくれてのことだったときはどう迎えればいいかが考え付かないのだった。
「角谷生徒会長。入りますよ」
返事の前に入るのはどうかと思いますが、いつもの梨華らしくて安心しました。こんな梨華でも気分がいいときはノックを待つと言っていましたが、私は一度も見たことありません。
「梨華ちゃん。そろそろかと思ってたよ」
凄いですね。私たちが来ることを予想するなんて。でも、はやたちが来たことを考えると、私たちが来ることも予想がつくのかな?
「単刀直
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