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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
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。理解したか?」

「理解したかじゃねえ!お前何やってんだよ!!」

アーチャーの胸倉を掴み睨みつける。投影とは諸刃の剣と言ったのはこの男だ。使いすぎれば自らの身をも滅ぼすもの。そのことをよく知っているのはアーチャー自身だ。

「貴様と違って私はサーヴァントだ。ここでは今のような治療する魔術を使い、少し休めば元に戻る」

確かに、俺とは違いこいつはサーヴァント。肉体そのものは仮初のものであり、サーヴァントは基本的に魔力が尽きない限り活動できると聞いた。実際、投影を俺より上手く使いこなしいるため投影にかかる負担も少ないはずだ。
寧ろ、アーチャーが投影したからこの程度で済んだかもしれない。俺が投影などしたら体ごと吹き飛んでいただろう。

「でも、アーチャーらしくないぞ。一体どうしたんだよ?」

「…………あれは本物のバーサーカーではなかった。しかし、先入観にとらわれず念には念を入れただけのこと。ただそれだけだ」

それだけ言うとアーチャーは一人先へと歩き始めた。これ以上の問答は無用と背中が語っているのわかる。

(これ以上のことを聞いても無駄か………)

主従関係になってわかったことだがこの時のアーチャーに何を聞いて話さないだろう。ため息をつき追求を諦めた俺はアーチャーの後ろに無言でついていく。
歩いて進んでいくと道幅は狭くなり一本道へと続いていた。そのまま進むとポツンとアイテムフォルダが一つだけあった。あのバーサーカーもどきが守っていたものだ。
開けてみると中には暗号鍵が入っていた。バーサーカーはこの暗号鍵を守る番人だったことになる。

(でも、なんでバーサーカーだったんだ?)

英霊は無数にいるそれこそ把握しきれないほど。その中でなぜヘラクレスが選ばれたんだ?偶然かそれとも……………

(幾ら何でも考えすぎか)

「……………どうした?」

「なんでもない」

アーチャーとともに出口へと向かう。リターンクリスタルもあるが、たいして疲れてもいないのに使うには少々勿体無い気がする。

「………………」

「………………」

道中鳥型のエネミーが出てくるがアーチャーが戦い、俺はサポートといった風に撃退していく。しかし、先ほどのことが尾を引くのか互いに無言の為、俺とアーチャーの足音以外音がしない。

(…………どうも釈然としないな)

前と同じようにアリーナを進みながらエネミーを倒していき暗号鍵を取ること。今回はバーサーカーもどきが出てきたがそれを倒して暗号鍵を手に入れた。しかし、それなのに釈然としない。アリーナ自体薄暗い雰囲気の為かそれとも……………。

(…………って考えすぎだよな)

そうこうしているうちに広場を超え出口への一本道に差し掛かった。此処までこればあと少し
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