暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
始まりの冒険編
プロローグ 出会いは一つのおにぎりから
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「所で塔城……」
「私も小猫でいいですよ」
「……じゃあ小猫ちゃん、俺に何か用でもあるのか?もしかして入部希望者か!」
「あ、すみません、私別の部活に入ってて……今日きたのは朝のお礼がいいたかったんです。今日先輩がお腹を鳴らせてたのって私におにぎりをくれたからですよね?」
入学式の時先輩は「朝飯が足らなかった」と言っていた、それって朝、私にくれたおにぎりだったんじゃないんでしょうか?
「もしかしたら私のせいで迷惑をかけたんじゃないかと思って……」
「何だ、そんなことか。あんなのここじゃ日常茶飯事だぜ、気にする必要はねえって」
「でも……」
「いいんだって。むしろあんなに美味しそうに食ってくれたのが嬉しかったしな」
……先輩、優しいんですね、ありがとうございます。
「……あの先輩、もし良かったら時々ここに来てもいいですか?」
「別にいいけどどうしてだ?あ、もしかして他にもなにか食いたいのか?小猫ちゃんは食いしん坊だな」
「なっ!?確かにそれもありますが……」
「何だ、他に理由でもあるのか?」
……言えません、先輩に興味があるなんて。
「と、とにかく!私も時々ここに来ますからお願いしますね!!」
「お、おう。よく分からんが宜しくな」
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ーーー
「そうだな、あれから小猫ちゃん、ちょくちょくここに来るようになったからな」
「うう〜、イッセー先輩の料理が美味しいからいけないんです……」
「ならもう作らないほうがいいのか?」
「そ、そんな!?私の体(主に舌)はもうイッセー先輩に染められてしまった(主に料理による餌付け)んですよ!そんなことになったら私死んじゃいますよ!」
「あはは、冗談だよ冗談」
「もう先輩の意地悪……」
これが私と彼の最初の出会いだった。でも私は後に知ることになる、これはまだ始まりに過ぎないということを……
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