第2.5章 出会いと再会は唐突に
第33話 最強!最凶?最狂??
[17/22]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ていた。
そして、スタンプも押し、脱出装置へと向かう。
「それにしても、アニスは、歳下好みなのね。貴女のタイプは漫画基準だったから、これまで判らなかったけど」
千鶴子がそう言ったと同時に空気が張り詰めた。
そして、何処からか、ピシッ!! と、何かにヒビが入ったかのような音が聞こえた気もする。
「………」
「ああっ! 駄目です千鶴子様っ!!」
「え??」
千鶴子は、その雰囲気は読み取れたものの、何故こんな風になったのかわからないし、何が駄目なのかもわからない。
「お兄ちゃん??」
「……いや、何でもナイヨ」
なんでもなく見えないヒトミだった。彼女も、ユーリの歳はわからないし、何より自分からみれば十分歳上だから何も思わなかったようだ。
「ユーリ様のお顔は神秘なのです。運命の人ならば当然なので!」
「コラ!! 神秘言うな! そんな神秘いらんわ!」
「え?? 一体どうしたって言うの」
「それに、千鶴子様のおっぱいだって、控えめで可愛らしいです。私は可愛らしいものに心を打たれるのです」
「はぁぁ!? 何を突然!! って ちょっと自分がおっきいからってぇ!!」
「私は可愛らしいのが好きなんです!」
「「可愛らしい言うな!!」」
「褒めてるのに……」
「褒めてないわ!!」
「だから、一体なんの事なのっ!!」
「???」
言い争っている意味がいまいち判らない千鶴子とヒトミだった。その後……ユーリの実年齢を聞いて、再び驚愕するのだった。
何故ならユーリは、千鶴子自身より2つも歳上なのだから。
〜マルグリッド迷宮・入口〜
一行は、迷宮の入口まで装置を使って戻ってきた。太陽の光がまぶしく、久しいと感じるのは仕方ないだろう。事実、結構長い時間潜っていたのだから。
「ふぅ……、釈然としない終わり方だが仕方ないか。依頼品がこんなだし」
ユーリは袋の中のカセットテープだった物を見つつ、そう呟いていた。何はともあれ終了なのは終了。思い出の品がこんな風になってたら、怒るだろうと思えるが、その点は自業自得だと言う事で納得してもらうしかない。
「いやー お天道様がまぶしいですね〜ユーリ様っ!」
「様はヤメロ」
「あぅ〜、わかりました。ユーリさん」
「ふぅっ……」
「あははっ 久しぶりにお外に出たなー」
じゃれているアニスと簡単に対応するユーリ、そして 終わった事にほっとしてる千鶴子に外の太陽を見てはしゃぐヒトミだった。兎にも角にも、これで終了!誰がなんと言おうと。
「さて……と、はい。後は、世話役任せました。取り扱いには十分に注意してください。愚問かと思われますが」
ユーリはアニスを両手で抱えると、千
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ