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人外と童女と紅白が異世界から来るそうですよ?
箱庭の魔王
yes!ウサギが呼びました!
ギフト鑑定

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「んな!?」
白夜叉が驚きの声をあげる。
霊夢はそのまま落下していき、地面にぶつかりそうになったが・・・
無意識に空を飛ぶ程度の能力を使って浮遊していた。
「・・・霊夢ちゃん?」
安心院が霊夢に声をかける。
「ん・・・あぁ、ごめんなさい。寝ていたわ」
「ね、寝ていたじゃと!?」
「えぇ。私の世界にはアレよか速いのがいたのよ。」
霊夢は幻想郷の烏天狗の姿を思い浮かべる。
「ま、まぁよい。見事ギフトゲームに勝利したおんしらに、私から餞別だ!」
白夜叉が手をパン、と叩いた。
すると、3人の手に1枚ずつ、カードが手に収まる。
安心院のカードは黄色と青のコントラスト、霊夢は赤と白のコントラスト、余接は緑とオレンジのコントラストだった。
「これは?」
「ギフトカードじゃ」
「御中元?」
「御歳暮?」
「御年玉?」
余接、安心院、霊夢が首を傾げる。
「何故そうなるのですか!これは素晴らしい恩恵何ですよ!?」
「これを持ってると何なのよ」
「これを持ってると、魔王とのギフトゲームの時に生存率が大幅に違うのですよ!」
「へー」
余接が興味無さそうに言う。
「それで、おんしらのギフトカードには何が書かれておるのだ?」
「えっと、私のは『弾幕札(スペルカード)』ね・・・そのままね」
「僕は『例外の方が多い規則(アンリミテッドルールブック)』だったよ。僕もそのままだね」
「じゃあ、僕のはあたりかな?」
「何じゃと?」
安心院のギフトカードには、『測定不能(スペックオーバー)』と書かれていた。
「(何じゃと・・・正体不明(コード・アンノウン)でも無く、測定不能じゃと!?一体何者何じゃ、こやつ・・・)」
「まぁいいや。で、さっさとこの空間から出してくれないかい?」
「む、それは済まなかったのう」
白夜叉は自らのゲーム盤から元の私室に空間を戻した。
「そういえば、コミュニティ『ペルセウス』はどうなったのですか?」
黒ウサギが問う。
「そうじゃ、ペルセウスがおんしらと話がしたい、と言っておったぞ。明日にでも行ってやると良い」
白夜叉はペルセウスの本拠地の場所を黒ウサギ達に教えてくれた。
「それでは、私達はお暇しますね。」
「また何時でも待っておるぞ!特に黒ウサギはな・・・」
白夜叉はいやらしく、そして心底楽しみを隠さない笑顔で言った。
「では、失礼しますね」
黒ウサギ達は白夜叉の私室を後にし、コミュニティノーネームの本拠地へと戻っていった。
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