Another61 愚王の末路
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デモンとの距離を詰めて、ヴァンデモンに拳の連打を叩き込む。
ヴァンデモン[ぐああああああああああ!!?]
エクスブイモン[再生能力のせいで気絶することも出来ずに完全に回復するまではこうやって痛みに悶えなきゃいけなくなるってことだ。お分かりかな愚王?]
エクスブイモンが殴っているうちに身体が再生していくヴァンデモン。
骨が折れても、頭が歪んだ形に変形しても、顎が砕けても、足が千切れても再生能力のせいで気絶することも出来ないし死ぬことも許されない。
生き地獄とは正にこのことだろう。
ヴァンデモン[ぎゃあああああああああ!!!!]
蒼雷で身体を焼かれ、再び乱打を喰らい、断末魔の叫びを上げるヴァンデモン。
エクスブイモン[こいつはいい。いくら殴っても劣化しない上等なサンドバックだ。良かったなヴァンデモン。お前にも価値が出来た…ぞ!!]
全力でぶん殴り、ヴァンデモンは錐揉み回転しながら吹っ飛ぶ。
エクスブイモン[ふう…ようし、身体が温まって来たぞ。それじゃあそろそろ本番と行こうか!!]
肩を回し、指の関節を鳴らしながらヴァンデモンの再生を待つ。
ヴァンデモン[ぐ…おお…調子に乗るな!!その自惚れを後悔するがいい!!ナイトレイド!!]
屈辱に顔を赤く染めながらエクスブイモンに攻撃を繰り出すが、エクスブイモンはそれを回避して拳に雷を纏わせた。
エクスブイモン[全く、自惚れてんのはどっちだか、今度は更に痛いから気をつけろよ]
雷を纏わせた強烈なパンチを喰らわせる。
ヴァンデモンは再び仰向けに倒れた。
エクスブイモン[さあて、その強力な再生能力でこいつが耐えられるかな?]
腹部のX字に、ビッグサイトで見た時よりも強力なエネルギーが収束していく。
エクスブイモン[エクスレイザー!!]
ヴァンデモンにエクスブイモンの必殺の光線が繰り出され、直撃を受けたヴァンデモン。
ヴァンデモン[ぐおああああああああ!!?]
エクスレイザーの直撃を受けて下半身が消し飛んだが、下半身が消滅しても再生が始まる。
流石にエクスブイモンも感嘆した。
後もう少し威力があればヴァンデモンは完全に消滅していただろうが、あれ以上の威力はエクスブイモンには難しい。
エクスブイモン[いやはや、これはもう笑うしかないな。まるでゴキブリ並みの生命力だ。これは参ったよ。ほら、待っててやるから再生しな]
追撃出来るというのにしない。
完全に遊ばれている。
それがヴァンデモンには耐え難い屈辱であった。
再生を終えたヴァンデモンにエクスブイモンは笑みを浮かべた。
エクスブイモン[けどな、お前は再生能力のおかげとはいえ、俺の渾身のエクスレイザーにさえ耐えきった。今更エクスレイザーを連
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