妖精女王と水竜
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
Sクラス。いや・・・違うな』
『順番的にBクラスってところですかね?』
エルザさんとシリルはそのモンスターの様子を冷静に判断しそう言います。
青いモンスターは口から水を放ちますが・・・
『いただきま〜す!!』
シリルがその水を一気に吸い込む。
『換装!!』
シリルの後ろにいるエルザさんは雷帝の鎧に換装するとBクラスのモンスターに電撃を浴びせます。それにより青いモンスターは力尽き地面へと崩れ落ちました。
『飲んだら力が湧いてきたぁ!!』
シリルは水を飲み込み後ろを振り向く。そこには赤いモンスターたちが一斉にシリルに向かって突進してきていました。
『水竜の鉄拳!!』
シリルは水を飲んだおかげでパワーが増しており、炎属性の赤いモンスターたちを次々に撃破していきます。
『こ・・・これは凄まじい!!早くも半数を切りました!!』
チャパティさんの言う通り残りモンスターはSクラス1、Aクラス4、Bクラス5、Cクラス9、Dクラス13、Eクラス14の合計46体となっています。
「マジかよ・・・」
「ワイルドォ・・・」
「さすがだね」
「すごいや!!」
競技参加者のノバーリさん、セムスさん、ヒビキさんとイヴさんがそう言う。
「エルザ殿は動きに無駄がなく、洗練されておる」
「だけどあのシリルって子も見劣りしないくらいの動きをしているよ」
ジュラさんとリズリーさんがエルザさんとシリルの戦いを見てそれぞれそう評価する。
「ショウとウォーリーも見てるかなぁ?」
「さすがにうちのノーランと互角に戦えるだけのことはあるでさ」
「これは面白いね、記憶しておこう」
ミリアーナさんとナルプディングさん、ルーファスさんも2人の強さに惹かれているみたい。
「下らねぇ、騒ぐようなレベルかよ。見てみな、ざまぁねぇ」
そんな中他の皆さんと違う見方ををしているのが剣咬の虎のオルガさん。オルガさんの目に映るのは明らかに疲労している魔水晶ビジョンに映ったエルザさんとシリルの姿。
『やはり、かなり消耗している様子』
実況のチャパティさんがそう言う。疲弊している2人にまだ半数近く残っているモンスターたちが向かってくる。
「いけぇ!!エルザ!!シリル!!ぶっ倒せ!!」
「しかしさすがに・・・」
「少しキツそうだよね・・・」
ナツさん、グレイさん、ルーシィさんがそう言う。
エルザさんは今度は飛翔の鎧に換装し、スピードでモンスターたちに対抗する。シリルもエルザさんほどの早さはないが、しかし確実に技を急所に当てていきモンスターたちを少しずつ倒していく。
モンスターたちは駆け回るエルザさんとシリルに口から魔法を放ち応戦するが飛翔の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ