『Living』
[8]前話
今は立ち止まってる。
解ってる。
けれど、其れは僕にとって無駄な事じゃない。
こんなにちゃんと向き合えてる。
あんなに目を瞑って耳を塞いでた過去の記憶と...
事実を述べてくだけなら簡単。
それだけならズット出来てた。
でも、ちゃんと向き合って、そして、同じ方向を向いて、少しずつ此方に来てるような気がするんだ。
だからまだ今は記憶の中に居させて。
今は現実の日々の方が意味の無い色の無いモノだと感じる。
最愛の者は特別だけど他の事は解らない。
何も掴めないし何も得られない。
初めて逢った日の事、憶えてるよ。
みんなそれぞれ違った出逢い。
昨日のことのように憶えてる。
いつまでも僕の中で生きてる。
色鮮やかに瞬いている。
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