Another59 一方で…
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それは、ヴァンデモン軍団が、お台場の人々を捕まえ、ビッグサイトに連行していた時であった。
お台場にあるどこにでもありそうな一軒家。
そこは賢達が集まる拠点であった。
ルカ「ふふふ、久しぶりに腕が鳴りますねえ」
スバル「だよねえ、ルカ兄。ところでフェイトさん達がいないけど…」
ルカ「…放っといてあげなさい」
今頃、大輔を巡って大乱闘を繰り広げているであろうフェイト達のことを考えると絶え間ない頭痛に悩まされそうなので、取り敢えずそのことを脳内から滅却した。
賢「取り敢えず今頃、大輔を巡って阿呆な大乱闘を繰り広げてカルテット馬鹿は放っといて、僕達はこれからお台場の大掃除を始めようと思います。」
ワームモン[賢ちゃん]
賢「何かなワームモン?」
挙手するワームモンに振り返る賢。
ワームモン[大輔達に加勢しなくてもいいの?]
賢「心配はいらないよ。ヴァンデモン程度に苦戦するようなら僕達のリーダーでいられるわけないからね」
大輔とブイモンの実力を信じているからこそ自分達は自分達のやるべきことに集中出来るのだから。
すずか「賢さん…」
遼「そうだな。大輔とブイモンなら簡単に薙ぎ倒せるだろうしな」
一輝「あいつは俺の弟分だ。ヴァンデモン如きにやられるかよ」
ずっと昔から見ていた弟分だからこそ、信じられる。
大輔とブイモンならヴァンデモン如きに遅れを取ることなど天地が逆さまになってもあり得ない。
それに万が一のことがあってもマグナモンに進化すればあっさりと終わるだろう。
一輝「まあ、久しぶりに楽しめそうだな」
嬉しそうに竹刀を2〜3度振った後に木刀を正眼に構える。
これは心底楽しそうな顔だ。
はやて「一輝さんも相変わらずやなあ。まあ、それはシグナム達もやけど。ええか?魔法は使用禁止やで?」
ティアナ「分かっています。」
シグナム「心配は無用です主。ふふ、久しぶりに我が剣を振るえる時が来た」
木刀を振るいながら感動しているシグナムに遼は苦笑した。
ギンガ「そろそろバケモン達が来る時間ですね」
なのは「ふふ、盛大に歓迎してあげないとね〜」
ユーノ「そうだね。ああ、それからお台場大掃除中の途中で具合が悪くなったらシャマルに言うんだよ?」
全員【はーい】
遼「(ピクニックにでも行くんかっつーの……)」
呆れたようにユーノを見遣る遼。
ツカイモン[ふう……私としてはヴァンデモンにリベンジしたいところだが……]
何だかんだでヴァンデモンをぶっ飛ばしたかったツカイモンは一輝やシグナム達とは対称的に残念そうな表情で深い溜め息を吐いた。
賢「そんなに残念だったのか……」
ピンポーン
インターホン
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