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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
デスゲームの始まり
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イテム欄を押す。表示された所持品のリストにあったのはアイテム名。

手鏡。

なんだこれ?と思いながらタップしオブジェクト化のボタンを押す、すると俺の手元に小さな四角い鏡が出現した。
手鏡を覗き込む、と突然白い光が俺達のアバターを包み込んだ。ほんの二〜三秒で光は消えSAOの風景が現れた。
いや、違う!俺は手鏡をもう一度覗き込むと、そこに写っていたのは痛みながらも輝く癖っ毛のある栗色の髪に少し鋭い目付きの悪い目・・・・・・これはどう見ても現実世界の俺の顔だ!?

「ハァッ!?なんで俺の顔が!おいどうなってんだ!?クラ・・・・イ、ン?」

現実の顔になった困惑でクラインに振り向いたが左隣にいたのはクラインではなかった、悪趣味なバンダナと逆立った赤い髪は分かる。だが、そいつはぎょろりとした眼に頬と顎には無精髭が生えていた。そして一番特徴的のは顔だ。うん完全に山賊か野武士顔だ、どう見てもクラインじゃないだろ。誰だこいつ?
俺は左隣の奴の顔に指を指して呟いた。


「誰だよ・・・・お前?」

すると、野武士面の男も指を指し同じ言葉が出た。

「おい・・・・誰だよおめぇ」

左隣の野武士面の野郎は、持っている手鏡を覗き込むと、俺と同じリアクションを起こした。

「うおっ!?俺の顔じゃん」

野武士面の発した声は、どうにも聞き覚えがあり俺はまた指を指して口を開く。

「その声・・・・・まさかクラインか!?俺だよ!ラグナだ!」

俺の声に反応して、クラインも驚きの声を上げる。

「まさか、おめぇはラグナか!!?」

「なんで現実の顔に? !」


俺は困惑のあまり頭が可笑しくなりそうだったが、恩人であるキリトのことを思い出し俺は右隣を振り向いたが、そこにいた人間に俺はほとんど言葉を発せなかった。
寧ろ、言葉を失いそうになった。

「な・・・・・・あ、う、え?・・・・・・・・・い、お?」


俺は何とか言葉を出そうと思い口を開く・・・・・・・ってか、俺の右隣ってことは?まさか!?



「お前、誰?って言うか・・・・まさか・・・・・お前キリト、か?」

「う、うん・・・・ごめんね騙しちゃって」



そこにいたのは、さらりと流れる黒い髪で月明かりにでも照らされれば美しく輝くだろう。大きくパッチリとした大きな丸い黒目が見開き、足や腕には無駄な脂肪はなく細いが、しっかりと体を支えるほどの幅はある。胸はまだ発展途上中でいてそれで華奢で柔らかそうな体のラインは抱き締めただけでも壊れそうな雰囲気も出ている。

そして一番に目を奪われたのは顔だ。小動物ぽさを表し傷1つない同じ柔らかそうな肌に潤って柔らかく温かそうな鮮明な桜色の唇。

姉貴が綺麗な美少女と言うのなら、こっちは可愛ら
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