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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
デスゲームの始まり
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俺はSAOは読んでいなかったがナーヴギアのことはよく読んでいたため言う。
「原理的には有り得なくない、でも不可能なはずだ!いきなりナーヴギアの電源コードを引っこ抜いて、そんな高出力の電磁波は発生させられない。大容量のバッテリーでも内蔵されてない限り・・・・・・・!」
俺はナーヴギアだけの説明書を読んでいたためあることに気付いた。俺の顔を見たのかキリトが喋りだした。
「内蔵してる。ギアの重さはバッテリセルだって聞いた。でも・・・・・無茶苦茶だそんなの!瞬間停電でもあったら人溜まりもないぞ!」
俺達の声が聞こえたのか、上空からの茅場のアナウンスが再開された。
『すでに外部世界では当局マスコミを通して告知されている。ちなみに現時点で、プレイヤーの家族友人等が警告を無視してナーヴギアの強制解除を試みた例が少なからずあり、その結果』
俺は生唾をゴクリと飲み込み、茅場の言葉を待つ。
だが、その言葉はとても最悪なものだった。
『残念ながら、すでに213名のプレイヤーがアインクラッド及び現実世界から永久退場している』
誰かが細い悲鳴を上げる。周囲のプレイヤー達は、信じられないか信じないと言うように、放心したり薄い笑いを浮かべたりざわつくものがいた。
左隣のクラインは尻餅を付き右隣ではキリトの脚がガクガクと震えていた。俺も死亡者の数に仮想空間の汗がひどく冷たく感じた。
「信じねぇ・・・・・・信じねぇぞ俺は!」
クラインは立ち上がり、デカい声を放った。
「ただの脅しだろ!できるわきゃねえそんなこと!!」
俺も頭と心の中では、そんなことを考えていたがそんな小さな望みを凪ぎ払うように、茅場晶彦のアナウンスがまた再開する。
『諸君が向こう側に向こう側に置いてきた肉体の心配をする必要はない。現在、あらゆるテレビ、ラジオ、ネットメディアはこの状況を多数の死者を出ていることも含め、繰り返し報道している。諸君のナーヴギアが強制解除される危険はすでに低くなっていると言ってよい。今後諸君の現実の体はナーヴギアを装着したまま、病院その他の施設へと搬送され、厳重な介護態勢のもとに置かれるはずだ。諸君等は安心してゲーム攻略に励んでほしい』
「な!?・・・・・・」
すると、キリトの鋭い叫び声が迸った。
「何を言ってるの、あ!?、言ってるんだ!ゲームを攻略しろ!?ログアウト不能の状況で、遊べって言うのか!?
こんなの、もうゲームでも何でもないだろうが!」
キリトの吠える声に俺は驚いたが、茅場晶彦は抑揚の薄い声で穏やかに告げた。
『しかし、充分に留意してもらいたい、諸君にとってソードアート・オンラインはただのゲームではない。もうひとつの現実と言うべき存在だ・・・・
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