暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
098 主に転生者達の事情
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てちゃう事になるんだ。……でも妹には──アスナには来て欲しい」

「……判った」

アスナはボクの仮想体(アバター)である、《Yuhno(ユーノ)》の手を取ってくれた。……それは正しく、ボク達のデスゲームのはじまり≠セった。

SIDE END

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

SIDE ???

『……以上で【ソードアート・オンライン】の、正式サービスのチュートリアルを終了する。……プレイヤー諸君の、健闘を祈る』

原作通り=A宙に浮く巨大なローブの男──茅場 晶彦からのデスゲーム宣言。……俺こと《Ryu(リュウ)》──神埼 竜也は、歓喜∞焦燥≠竄轤ェ()い交ぜになった感情で立ち尽くしていた。

(……ついに、始まった…)

アニメやライトノベル、はたまた漫画の1シーンに入り込めるのは中々のカタルシス(?)があった。……しかしこれはデスゲーム。そう感慨に(ふけ)り込むわけにもいかず、これからどう動くべき≠ゥを考えなければならない。

(あいつ≠ノメッセージ送って合流するか…?)

あいつ≠ニは、奇しくもどこぞの淫獣と同じ名前≠フβテスターで、βテスト時代何回か一緒に狩りに出た事がある。βテストに応募するくらいのゲーマーなのだから、製品版のサービス──このデスゲーム参加している公算は高い。

「……さて、ぼちぼち【ホルンカ】へ向かうか」

強化すれば、序々盤≠ナはそこそこ使える武器──《アニール・ブレード》を入手するためには、そこで受けられるクエストを受注する必要性がある。俺の目指すプレイスタイル≠フ為に、どうしても《アニール・ブレード》は押さえておきたいので、【ホルンカ】に向かう事にした。

SIDE END

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SIDE 《Teach》

「ふんっ!」

目の前の、俺の1メートルは有りそうな植物系Mob──《リトルネペント》を武器(えもの)≠ナ一閃してやる。弱点を突けていたらしく、(たちま)ち《リトルネペント》は、薄めの硝子(がらす)が割れた時の音を発てながらポリゴン体となってデジタルの世界へと還って逝った。

(……む…。どうにも調子がなぁ…)

《リトルネペント》を狩りながら、内心そう悪態を()いてしまった俺はきっと悪くない。……と云うのも、話は変わるが──否、変わらないかもしれないが。俺の出来る(スペック)≠ノついて、幾つか変化が有ったからだ。

……まず、このデジタルの世界はステータス依存≠ナ──そして、このゲーム≠ノ想定されていない攻撃≠ヘ意味を為さなくなり、俺にとっては動き辛く現実(あちら)≠ナのスペックの数十──()しくは数百分の一くら
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