【ソードアート・オンライン】編
095 【ソードアート・オンライン】
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気に召したらしく、未だにぶふっ!%凾ニ笑いを堪えているが──そんなリーファは置いておくとして、声の方に見ればそこには気の良さそうなバンダナの男が居た。
「ああ、βテスターは俺だ。さっきそこの男から軽く紹介が有ったが、俺はキリト。こっちの男がティーチ。で、笑いを堪えようとして失敗しているのがリーファ」
「ああ、俺はクライン、つぅんだ。よろしくな!」
「ティーチだ」
「リーファです」
「っ…!!?」
俺、ティーチ、そして最後にリーファと握手をしていると、クラインが最後のリーファを見た時──その時リーファの顔を初めてじっくりと確認したのだろう、クラインは目玉をくわっ>氛氓ニな擬音が付きそうなほどの勢いで見開いた。……いきなりの事だった。
リーファ──この場合はスグか。スグの仮想体は、やや低めの身長、金髪ポニーテール、実際≠フ女性であっても目を惹かれ──嫉妬されるそうな容貌である。……つまり、控え目に云っても美少女≠ネのである。
閑話休題。
いきなりの事だったので、クラインの変貌振りには気付けた──が、クラインのその行動≠ノ反応するには些か遅すぎた。
「ク…クク、クライン22歳! お友達からお願いします!」
「えっ!? ……えっ…? リーファ13歳です。よろしくお願いします…?」
リーファに向かって腰をほぼ直角に曲げ、手を差し出すクライン。いきなりのクラインの奇行に、許容範囲を超えたのかおずおず、と──そんなクラインの手を取るリーファ。そんな状況下で一番最初に反応したのはティーチだった。
「どーどー、こんな場所でリアル情報を出さない」
「「あっ!!」」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「でゃぁぁあっ!」
クラインは《フレンジー・ボア》──別ゲームにするならスライム相当≠ノ曲刀で斬りかかる。……チュートリアル≠始めて1時間程度が経過していた。
あの後、ティーチの一言で漸く寸劇から舞い戻ってきたリーファとクライン。そこらで最初の疑問──クラインが俺達一行に声を掛けてきた理由について話の内容は移ろった。
―あー、ちょっちβテスターにチュートリアルを頼もうと思ってたんだ―
……との事だったので、どうせ今日はティーチとリーファにもチュートリアルをがてらモンスターを狩り続ける予定なだけだったし──この際2人や3人も関係無かったので、クラインの提案を承諾した。
「ああ、違う違う。……なんて言えば良いのか…」
「要は予備動作で留めて、そのまま武器≠ノスキル特有の光が現れたら、そのままそのスキルを解放すれば後はシステムが補助してくれ
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