第2章 反逆の少女たち
第30話 カスタムは平和なり
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たら前者のレベル45の方が正しいと言っていた。レベル神が言う以上はそれで間違いないだろう。そして、考えられることは沢山ある。
・だが、それを意図して隠しているとしたら?
・……自分の意思で、いつでも変更出来るとしたら?
・隠しているとすれば、何故?
・なんで普通の人間にそんな芸当が出来る?
……考え出したらきりが無い。だが、あの時リーザスでのあの時の彼を見ているのも事実だ。そして、マリス自身も信じられると思っている事も事実。
「私も、今は貴方の事を信じていますよ。きっと、この先にで重要な人物になる。何故かそう思えます」
それは直感に似た感覚。
長年政治を司り、危機管理を行ってきたものだからこそ感じ取れるもの、とでも言えるだろう感覚。マリスのその感覚は間違えていなかった。
――ごく近いの未来。未曾有の事態がリーザスを襲う。その歴史に残る国家の危機を救ってくれる存在となるのだ。
年号はLP0002年 3月
……もう直ぐ近くにまで、リーザスに魔の手が迫って来ているのだから。
〜カスタムの町 教会〜
そこでは、真昼間だと言うのに、淫行絶賛開催中だった。
「ふぃ〜〜、今日もおつかれさん。良かったわよ?」
「ありがとうございますだ。ロゼ様」
悪魔であるダ・ゲイルと一発ヤっているロゼがそこにいた。
時折手伝いはしているものの、戦いの際に使った全治全納の神の大体の金額を伝えたら、皆が驚いて、多少のぐうたらでも、何も言わないのだ。……そもそも、ロゼに何か言いに来るものは皆無なのである。
「ロゼ様、何か良い事でもあっただか?」
「ん? どうして?」
「いや、普段よりも、何割増しで、良い笑顔だな、と思って」
「ふ〜ん……やっぱそう思う」
悪魔にも判ってしまうほど、自分の表情が明るいと言う事だろう。行為をしてる時は大体喘いでいるから、表情は殆ど一緒だと言うのに、それでも出ていたのだろう。
「まっ、町も助かったし 宴も面白かったからね? あんたとヤれなかったのは物足りなかったけど、それに補うほど楽しかったら」
「んだ。それなら納得だべ」
ダ・ゲイルは、そう言うと頷いていた。
「そうそう、あんたに聞きたい事があったんだった」
「ん、なんだべ?」
「ん〜っと、あの迷宮は別の空間に繋がってたって言ってたから何処だって言ってたかな……」
ロゼは考え込む。ピラミッドの迷宮だといっていたが……と。
「そうそう、もう滅んじゃってる国、リンゲル王国の王家の墓、ピラミッドの中を縄張りとしてる悪魔に心当たりある?」
「りんげる、りんげる……」
ダ・ゲイルは考える。
聞いた事はある国だが、流石に
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