二十五章
最後の大戦(3)
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じゃない。
「どうやら北と南から新たな鬼部隊が来たそうよ!」
「囲まれたようだけど、ここは柘榴と松葉でさっさと殲滅してきなさい」
「あいっすー!」
「やる」
「私達からは季衣と流琉を出すとしましょうか。その銃器で駆逐しなさいな」
「「はっ!」」
七手組一番隊である柘榴が吶喊しに行ったが、松葉も行ってしまった。季衣と流琉が持つショットガンは一見小さい身長を持つが、そのショットガンの重さはいつもの武器を持っているのと同じショットガンであり炸裂弾にて葬っていた。
「おらぁ!黒母衣衆、もっと気合入れろー!」
「むー!黒母衣に負けるなー!赤母衣衆も頑張れ頑張れー!」
「私達も母衣衆なんかに負けないわよー」
「姉さん同様だけど、それもそうね。私達も手こずっているとアグニ様からのお仕置きがあるんだからー!」
二条館にて攻めていた母衣衆と奥方衆呉であったが、意外に手こずっていた。
「母衣衆も奥方衆呉も頑張ってるんですけどねー。二条館の塀は低いとはいえ、籠られると辛いですー」
「禁裏の方はどうなっている?」
「先程鏑矢二本と信号弾が上がりましたし、旗を見るにどうやら禁中に移動したっぽいですねー。けどまだ木瓜と合流してないようですから、あっちも一筋縄ではいってないようですよー」
「ふむ・・・・余り時間は掛けられないがどうするか・・・・」
「家老が出張ると若手に経験を積ませる必要もありますから、それでは黒鮫隊爆撃班を出させますか?」
「お主は蒼太か・・・・確かにそうかもしれんが今は時間に限りがある。なので私からの一撃後に船での爆撃を頼めるか?」
「了解しました壬月様。それと『それについては承知だ、雛。バカ二人を下がらせろ、邪魔だ』母衣衆と奥方衆呉が退いた直後に爆破させますので」
「ほーい。・・・・おーい、鏑矢二本、時間を空けてー」
との事だったので、トレミー3番艦による空爆を開始する事となった。犬子は和奏に黒鮫隊からの鏑矢が、時間を空けて二本上がったそうだ。二本と言う事は、戦闘中なら後退の合図という事らしい。
「可笑しいと思うんだけど、それと同時に信号弾を確認したんだけど・・・・後ろを見たら雁金が動いてるんだよねー・・・・」
「・・・・げっ!」
「あははー・・・・やっぱり和奏もそう思う?」
「鬼柴田壬月様の、伝説の五臓六腑が炸裂するって事だろ、それっ!?まずいぞ犬子、さっさと退こう!それにその後の戦艦からの爆撃のオマケ付きだ!」
「モタモタしてたら巻き添え食っちゃう。・・・・赤母衣衆、全力で後退ー!」
「黒母衣も下がるぞ!もう鬼とかどうでも良いから、とにかく退避ーーーっ!」
黒鮫隊代表である蒼太が、トレミーに爆撃を
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