二十五章
最後の大戦(3)
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いる一真様は独自に動きますが、こちらは一つ一つ丁寧に潰しますから頼みます」
「了解致しましたわ!では鞠さんと幽さん、手伝って下さいまし」
「え、それがしですか?いやぁそれがし公方様の補佐もありますれば、ご遠慮したい所ですが・・・・『パシイィィィィィィィィイン!』うぅぅ・・・・もうこりごりですぞ一真様のそれは」
お説教は省くがいつも一葉を言い訳の種として使うのであれば、これからは奥方衆であってもこれを受け継ぐ形となる。なのでハリセンを冥琳に託したので、さっきのは俺がやった訳ではない。面倒な声を出した幽は、もう一発喰らいたいのか?と脅迫紛いをしたら梅が強引に連れて行ってしまった。
「ちょ、公方様お助けぇ〜!」
「あんまり働かないのであれば、奥方衆からの説教が待っておるからの。たまには働いて来い」
「これ以上文句を言うとそれがしもご勘弁頂きたいが、文治派なのですがねぇ」
「鹿島新当流を収め、吉田雪荷から弓術の印可まで得て、尚且つ武田流の弓馬故実を相伝されている程の武闘派が文治派とは面白いジョークですわね」
幽は筆と茶杓以上に重い物を持つ力は無い、とは言わせねえよ!なので八咫烏隊である烏と雀による幽を先頭に押し立ててから、サクッと鬼を殺戮するんだと。
「殺戮は任せろー!パパーンッ!」
「・・・・(コクッ)」
幽の話を強制シャットダウンさせてから、突撃したのだった。先鋒である黒神眷属は、それぞれの翼にて飛んでいるから後方からやってくる一真隊と江北衆の邪魔はしない事にした。冥琳はあれでいいのか?と聞いたら一言で良いなので、冥琳達もこれはこれで合掌をしたのだった。幽にも働く程の手足が無いのは実感でもあるが、力不足では無い。たまには働いてもらわないと俺が困る。
「一葉がそれで良いのなら、私達も良いと思われます」
「うむ。・・・・して冥琳様。余らの矛はいずこに?」
「矛でございますか?それならばあそこにおります」
一葉は冥琳達の事を様付けをして、冥琳達は呼び捨てとなっていた。既に真名も交換していたからか、こちらの動きに関しては俺らの働きにもよる事だった。
「オラオラオラオラ!行くぜ野郎共!」
「久々に暴れまくるぜ!一真の旦那!」
「これが鬼の力とは、ヒトを辞めたからと聞いたのにこんなのとはな」
「ヘラクレスはあそこから殴り倒して行け!俺はその周りを倒す!」
「おうよ!俺とジャンヌにレオナルドも久々に暴れ回るぞ!」
『ええっ!/・・・・(コクッ)!』
「我らもご主人様に続け!」
『応!』
爆音やら斬り捨てられていく音が聞こえるが、クロウ達はそれぞれの持ち味を出して戦っていた。クロウは変わらず近距離戦だったけど、ダハーカはドラゴンヘッドを
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