二十五章
最後の大戦(3)
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ぞれの剣や槍にライフルを持った奥方衆蜀と神器を出してから、戦闘態勢へと入った俺達。俺とヴァーリにアーサーとジークは、聖剣エクスカリバーを持ちながらアーサーはコールブランドを持ちジークは魔帝剣グラムを片方ずつ持つ二刀流とした構えを取る。
ジャンヌは創造させた聖剣を夢幻に出現させてから、レオナルドはアンチ鬼モンスターである聖なるオーラを放っていてやる気充分。ヘラクレスは剣より拳なので、市の隣にて待機していた。俺が最前線に行く為、冥琳が代わりに久遠に言った。
「一真様もやる気充分のようですからな、私達も参ろうではないか久遠」
「ああ!」
黒神眷属と織田の本隊は、返事一つ返してから禁裏に向かったが一二三達は洛中観察をしていた。
「・・・・・」
「湖衣ちゃん、洛中の様子はどう?金神千里で見えるかい?」
「・・・・そうですね。洛中は戦いの真っ最中のようですが、一真様が前よりも力を強化したみたいなのでより一層見えるようになりました。あちこちから鉄砲の音や鬼の声が聞こえてきます」
「ふむ。なら何とか間に合ったって事だね。・・・・だけど浮かない顔してるね?」
「はい。金神千里で洛内の様子をくまなく探っているのですが・・・・一真さんから聞かされてたよりも鬼の数が少ないようなのです。これは一体どういう事なのでしょうね・・・・」
「・・・・何かがあると?」
「そう考えるのが妥当だとは思うのですが・・・・」
「なるほど。知将・山本勘助がそうまで考えるのならば、確かに何かがあるのかもしれないね」
「もう。相変わらず皮肉っぽいですよ一二三ちゃん。・・・・何が言いたいんです?」
「んー・・・・奇策という奴にはさ。いくつか種類があるって事さ」
一二三が言いたい奇策の種類というのは、いくつかあるが逆転の一手としての奇策、二つは状況を有利にするための奇策であり最後の三つ目が、奇策を思わせる奇策だと言う。何を言いたいかは別として、今は俺らが戦うのみとするとしようか。
「お姉様方!前方に鬼の集団を発見致しました!」
「やはりそう簡単には禁裏には向かえない様子のようね」
「先手の奥方衆魏と長尾衆とは少し距離が離れている様子から見て、今は目の前の鬼を排除した方が良いかと思います」
ちなみにお姉様方とは軍師組である朱里達の事を指している。久遠もそうだが、紛らわしいので朱里達の事はそう呼んでいる様子だ。一真隊の指揮は一真のはずだが、今は軍師代表の冥琳がやっている。
「その様子なのでな、梅!」
「蒲生梅、お側に控えておりますわ!」
「黒神眷属は前方の鬼集団を排除後、江北衆と連携してから一真隊で横から来る鬼共を排除。本隊が進軍する道を作れ!」
「黒神眷属を率
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