二十五章
最後の大戦(3)
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と。長き時間、読み進められた物語もこれでようやく終わりを迎える。一文字、一行、一頁。文字を言葉を読み進めれば、終演を迎えるのもまた必然。私は私の役目を遂げるが、明智という役に求められる一つの役割であったがここでもう一つの役割として遂げようとしている。それでこの外史は終わるが、その前にこの前に破壊された者の身として織斑一真の抹殺と共に・・・・私は解放される。早く来てほしいが、始まりの神であり基点でもある織斑一真。この物語を終わらせる為に・・・・そして我が身に宿ったゼットンと言う事への宿命を果たす為に」
長い台詞どうもと言いたいが、俺は通信機にて風の精霊から聞かされたのだった。まあ元々この物語を始めたのは確かに俺なのかもしれないが、今やゼットンとなり果ててまで俺を殺そうとする野心があるからか。本当のエーリカから聞こえる言葉は、ただ一言であった。
『助けて・・・・創造神黒鐵様』
とな。そして物語の終幕と共に、禁裏に突入する者がいたがそれは奥方衆魏と長尾衆だった。
「いい?新在家御門周辺の鬼を追っ払ったら、すぐに禁裏に突入するわよ!」
「了解っす!」
「門を挟んで鬼達を撃退しつつも、織田の本隊が到着するまで挟撃をするわよ!準備は任したわよ、私達はこのまま鬼共を葬り去ってやるわ!」
「了解。曹操様」
「御大将に曹操様!新在家御門、たった今開きました!」
「よし!突入したら、堀を挟んですぐに迎撃態勢を取りなさい!奥方衆魏と共に速度が命よ!」
「はっ!」
「柘榴、合図!」
「了解っす!鏑矢二本放てっすー!」
「と同時に信号弾を撃つのよ秋蘭!」
「了解だ」
先手長尾衆と奥方衆魏による鏑矢二本と信号弾を確認した歌夜と綾那だったが、鏑矢二本と言う事は禁裏の中に入ったという事だ。織田本隊は禁裏に肉薄である事で、鬼達を包囲し背後から急襲となり禁中の奥方衆魏と長尾衆と挟撃する事となった。久遠も任せると言ったので、俺らも気合を入れ直す所だった。
「梅は一真隊の指揮を任せるとして、俺達黒神眷属の力を少しだけ見せてやれ!眞琴と市も上手く連携をしておけよ?俺はもちろん最前線に行き、華琳達と共に鬼共抹殺する」
「お任せ下さいお兄様!そして見せて下さいませ、お兄様の力の一部を!」
「じゃあお姉ちゃん!行ってくるね!」
「一真、市を頼んだぞ。市も気を付けるのだぞ」
「分かってるって!行くよ、お兄ちゃんにまこっちゃん!」
「うん!」
「では一真隊の皆さん!江北衆の皆さん!この近江が生んだ天才、蒲生梅と共に行きますわよ!」
「応!」
「黒神眷属よ、我らの力をここにいる武将共に見せてやれ!先鋒は俺達がやるから、綾那はちゃんとついて来いよ?」
そう言ってそれ
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