箱庭の世界
yes!ウサギが呼びました!
ギフトゲーム VSフォレス・ガロ その二
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「は!?わざと負けるってどういう事よ!私達はあいつのコミュニティに加入しなきゃいけないって事なのよ!?」
霊夢が怒鳴る。
「それに下手をすれば僕達はずっとあそこにいるハメになるね」
余接は無表情で告げる。
「おいおい、何もガルドって子のコミュニティに加入するのは悪い事じゃないだろう?」
「あんた・・・何考えてるの?」
「・・・何って、あのコミュニティを内側から潰す」
「は?」
「な、なじみさん!貴女本当に何を考えているのですか!?」
黒ウサギが髪を緋色に染めて叫ぶ。
「だから、他のコミュニティから連れてこられた・・・人質を開放して潰すんだよ」
「「「・・・」」」
3人は黙る。
「・・・まぁ、嫌なら普通にギフトゲームをやろうぜ。もう始まっているみたいだしね」
「・・・そうね」
「・・・とりあえず、早く行こう」
「じゃ・・・」
安心院が人差し指をぴん、と立てた。
その瞬間、ガルド=ガスパー・・・つまりホストの本拠地に辿り着いた。
「「・・・!?」」
ジンと霊夢は驚愕する。
「瞬間移動?」
余接が無表情に問う。
「まあそうだね。さて、ガルドを探すぜ」
安心院は本拠地内をぐるり、と見渡し・・・。
「うん、見つけた。彼処だぜ」
安心院が指差す方向には・・・。
「グルルル・・・」
完全に人語を失ったガルド=ガスパーの姿だった。
「あれは・・・鬼化!?」
「鬼化?何よそれ」
「説明は後です!」
「皆、お喋りはそれくらいにしな。・・・来るよ」
「グルルル・・・Gaaaaaaaa!!!!」
ガルドは安心院達に飛び掛る。
「っと。危ないぜ?」
安心院はジンと余接を抱え、飛翔し、避ける。
霊夢も空を飛び、避けた。
「遠距離からの攻撃と素手での攻撃は禁止・・・だったよね。ならほぼ勝ちは確定だね」
安心院はガルドに斬りかかる。
「Gaaaaaaaa!!!」
斬られた場所から大量の鮮血が湧き出る。
「刀は慣れないけど、やるしかないわね」
「だね」
霊夢と余接もガルドに斬りかかる。
「Gruu・・・Gaa!!」
ガルドはそれを振り払い、二人の腕を鋭利な爪で切り裂いた。
「くっ・・・」
「霊夢、大丈夫?」
霊夢の腕から鮮血が湧き出る。
余接は何ともない。
「Gruaaaa!!!!」
ガルドは霊夢に飛び掛り、鋭い牙で噛み付きにかかる。
「その牙、斬ってもいいって事だよね?」
安心院は霊夢を庇うように立ちニヤリ、と笑った。
その直後、ガルドの鋭い牙が2本スッパリ、と斬れた。
「Gugyaaaaaaa!!!」
ガルドは痛みに耐え、安心院に飛び掛る。
「いまだぜ。二人共」
「言われなくても・・・!」
「わかってるよ。強いお姉ちゃん」
余接と霊夢はガルドを両側から挟み込む様に
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