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人外と童女と紅白が異世界から来るそうですよ?
箱庭の世界
yes!ウサギが呼びました!
ギフトゲーム VSフォレス・ガロ その二
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斬りつけた。
「Gyaaaa!!!!!」
ジンは彼女らの戦いを唯見るだけであった。
「ふぅ・・・これでいいのかな?」
ガルドの鮮血で汚れた安心院が指差す先には
ほぼ一矢報える事の出来なかった、哀れなガルド=ガスパーの亡骸であった。

そしてその亡骸は間も無く光と化し、箱庭から跡形もなく消え去った。



その後、ノーネーム本拠地に帰ってきた安心院達は、コミュニティ フォレス・ガロに人質としてとられていた人達を開放したのだが・・・
「あ、あの、俺達は・・・ノーネームに入らなければならないとでしょうか・・・?」
一人の男が不安げに告げる。
「・・・」
ジンは無言で俯く。
ノーネーム・・・つまりは名無し。
箱庭世界においては、その他大勢 という扱いである。
コミュニティを示す旗も無ければ、名も無い。
そんなコミュニティを信用しろ、と言っているような物である。
「その必要はないぜ」
安心院が一歩前に出た。
「君達の名と旗印を返そう。」
安心院が言った瞬間、各々から歓喜の声が響く。
「ただし!」
皆が安心院に注目する。
「このノーネームのリーダー、ジン=ラッセルの名と、僕達のコミュニティ ノーネームは魔王討伐を目指すコミュニティ、と言う事を覚えておいてくれ。そしてそれを、各地に広めて欲しい」
安心院はジンの手を取り、高々と挙げさせた。
「えっ、安心院さん!?」
「僕の事は親しみを込めて安心院さん(あんしんいんさん)と呼びなさい。」
安心院は小声で言った。



次の日、黒ウサギの提案で3人はノーネーム本拠地周辺の街の探索へと出掛けた。
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