episode2 ーTAG FORCEー
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日香&ジュンコ:LP4000
華蓮&葵:LP4000
「私のターン、ドロー!私はモンスターを伏せ、さらにカードを一枚セットしてターンエンドよ」
先行を取ったのはジュンコさんだ。
タッグフォースルールでは、フィールドと墓地が共有なため、展開し過ぎるとかえって味方の動きを阻害してしまう。その辺を理解してか、最小限の動きで、かつ自分のデッキの情報を一切与えずにターンを終える。
「……行きます!私のターン、ドロー!」
力強い掛け声とともにデッキからカードを引き抜く。
余談だが、クロノス教諭とのデュエル後、少し編成を変えてみたが中々いい塩梅になっているようだ。
「私は儀式魔法『高等儀式術』を発動します!」
「っ!儀式……!?」
この中で唯一、私のデュエルを見ていた明日香さんは驚きの表情を見せる。流石にデッキが変わっているとは思わなかったのだろう。
「デッキからレベル6になるように、レベル2の『プチリュウ』三体を墓地に送り、『竜姫神 サフィラ』を儀式召喚します!光臨せよ、竜姫神 サフィラ!」
天から下りた極光が地面を貫く。そして、優しい声音が耳に響くと共にサファイアの鱗を持った竜姫が光臨する。
「くっ、いきなり上級モンスターを……」
「あまり、侮らない方がいいわよ、ジュンコ。仮にもクロノス教諭を真正面から打ち破った強者だから」
「あら、今年の一年生は優良株が多いみたいね」
何故かいきなりの褒め殺しにあい、なんとも言えない気分になる。喜ばしい事なのだが、同級生が一人もいないこのメンバーではそれは無理に等しい。
「え〜と、バトルです!サフィラでセットモンスターを攻撃します!」
「破壊された『フェデライザー』の効果発動!デッキから『フェニックス・ギアフリード』を墓地に送り、デッキから一枚ドロー!」
「なるほど、デュアルですか……」
デュアルモンスターは、再度召喚をしない限り、効果が使えないという曲者揃い。しかし、どの効果も強力でサポートカードも豊富な分、中々に侮れない。
「私はカードを一枚伏せ、エンドフェイズに移行し、『竜姫神 サフィラ』のモンスターエフェクトを発動します。サフィラの儀式召喚、もしくはデッキ・手札から光属性モンスターが墓地に送られたターンの終わりに以下の効果から一つを選択し、発動できます。
一つ目は、二枚ドローし、一枚捨てる効果。二つ目は、相手の手札をランダムで捨てさせる効果。三つ目は、墓地の光属性モンスターを手札に加える効果。
私は、一つ目の効果を選択し、発動します。二枚ドローし、一枚を墓地に。
これで、ターンエンドです」
私のターンが終わり、次はジュンコさんと明日香さんが入れ替わりターンを迎える。
恐らくは、あの三人組の中で一
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