episode2 ーTAG FORCEー
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なた達は」
そんなっ??と先ほどまで威勢がよかったジュンコさんが力無さげに項垂れる。ここまで徹底的に追い詰められれば、こうなるのは必然かもしれないがそのやり口が中々に容赦が無い。
初めて会った時の穏やかな雰囲気の葵さんと、今の冷酷かつ非情な雰囲気を纏う葵さんはどちらが本物なのだろうか疑問に思う。
◆◇◆
華蓮と葵はデュエル後、早々と自室に戻り一息ついていた。
デュエルの結果はというと、あのままガーランドルフの直接攻撃が決まり、華蓮たちの勝利。一枚だけ伏せられていたカードも案の定、『リビングデッドの呼び声』だった。
そして、三人は今日のデュエルのことは一切の口外禁止且つ、華蓮に対し一切の言及を禁止する事を葵さんが取り付けた。彼女曰く、敗者に口無し。そして、権利無しとの事。
あの冷酷な雰囲気のまま言われたので背筋に大量の冷や汗をかいたのは言うまでもない。
もっとも部屋へと戻った頃には穏やかな笑みを浮かべおり、デュエル中に感じた威圧感など微塵もない。
「ふふ、それにしても大変な1日だったわね……、レンカさん?」
「はい……」
「……あ」
「ふふ、やっぱりね」
気付いた時には既に遅く、そして肝心の葵さんも愉しそうに笑みを浮かべ、こちらを見ていた。
「さて、キリキリ吐いてもらいましょうか、"漆黒の竜使い"さん?」
やはり、バレてしまうみたいだ。
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