暁 〜小説投稿サイト〜
欲しいものは
2部分:第二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
この瓶のことを尋ねるのでした。見れば蓋の先に瓶の中に入るようにブラシがあります。
「これ何なの?お父さん」
「セメンダインっていうんだ」
「セメンダイン?」
「そう、これをね」
 その蓋を手に取って今取った二つのパーツの端にそれぞれ塗る動作をしてみせます。
「こうして。すると」
「すると?」
「これとこれがくっつくんだ」
 実際に二つのパーツを合わせてみせます。
「そうしたら外れなくなるから」
「そうなんだ」
「さあ、やってみるんだ」
 そのうえでまた息子に言うのでした。
「よおくね。そうそう」
 見ればはじめてなのに結構上手く塗っていきます。そうしてちゃんとくっつけるのでした。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ