エピ-ミュトス
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。その内奥、一番奥、たまごが子宮のうちで安らいでいる内から、生命の芯に秘めた瑞々しい源泉が溢れ、流出した液体、存在者の誰も知らぬ間に農夫の足跡の内側で聖化された無の遍在―――それは存在か? 相対か? 異なる第3項による切断か? だが、きっと模写し得ぬ、戯れることは可能に見える空無の奥底に沈殿し続けるであろうことが予見される空の聖杯から湧き出て、農夫の足跡を満たしていく代名詞的な充溢…―――が、まだ息づいて、痙攣している。
わらった。
わらったのだ。
むじゃきでむくなほほえみが、エレアの口角を柔らかく上げさせ、頬に丸みを与え、赤い眼差しに温かさをはらませる―――。
――H?rte jemand ihr zu? ……
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