第2章 反逆の少女たち
第23話 不明レベル値
[18/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ったかの様な静けさが、静寂がこの部屋を包んだ。
そして、次の瞬間。
「「「「「はぁぁぁぁ!!!!!!」」」」」
今回ばかりは皆が大きな声で騒いでいた。ランスも例外ではない。
「ひゃひゃひゃひゃ!!!!」
「やっぱり可笑しかったか?かなみ」
「ちち、ちがいますよ!!うまく、くちがまわりゃないだけでっ」
「落ち着けって」
噛みまくりのかなみ、ちゃんと息も出来ていない様子だったから、落ち着かせようと促していると。
「コレばかりは落ち着いていられませんね、リア様?」
「勿論、早く!」
「ユーリ様、こちらの書類にサインをお願いします」
突然、マリスが取り出したのは1枚の書類。細かい文脈が続くが最後の一文を見たらこれが何かが直ぐに判明した。≪リーザスに生涯忠誠を誓う≫と言う一文。
「……コラコラコラ、何を勝手に人をリーザス軍に入れようとしてるんだ。オレはキースギルドの冒険者だぞ?」
「それ程の使い手が小規模ギルドに所属なんて、宝の持ち腐れです! 今なら望むこと、全て叶えて差し上げます。副将は勿論、実戦次第で将軍の地位も準備できます。行く行くは総大将も」
何やら、マリスは失礼な事を言ってる……。絶対に今頃キースはくしゃみをしているだろう。溜飲は下がると言うものだ。
「しょ、将軍……って、べ、別に不思議じゃないですよ……ね? 100台なんて……あ、ま、まさか!」
シィルが、やや後ろに後ずさる。
「ん? どうしたんだ?シィルちゃん?」
「ゆ、ユーリさんは……、ユーリさんの正体は、実は魔人さんなんじゃ……」
「えええっ!」
「人類の敵のっ!!!」
「きゃあああ!!」
「……なんでそうなるんだよ。俺は正真正銘の人間だ。魔人じゃないって。きゃああ! ってなんだ! きゃああ! って」
魔人には特有の結界を保有しており、そして独特の雰囲気をかもし出している。一概に区別はつけられないが、大体のものは一目でわかるのだ。かなみにいたっては叫び声を上げてしまってる。
でも、怖いとかそんな感じではなく、ただただ混乱をしているからの様だ。
「はぁ、少し落ち着いてくれ」
「落ち着けんわ! なんだ、その出鱈目な数値は! そうか、貴様ズルだな? いや ウィリスも言っていた通り、バグか! ……いや、チートだチート!! この卑怯者!」
「んな訳あるか! ゲームじゃないんだ! それに、バグとか、ズルとか、卑怯とか、お前にだけは言われたくないわ!」
ランスのつっこみにユーリはそう返していた。
ユーリの意味不明のレベル。
これは、本人にも、正確にはわかっていないし、何より強さもそこまでは無い。初めて判明したとき、強さも簡単ではあるが調べたが、レベ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ